Monthly Archives: 6月 2021

 
不動産鑑定士・伊藤由美子です。
 
前回ブログで国土交通省が定期的に発表する『土地白書』について取り上げました。

本日は、同じく同省が定期的に公表する『地価LOOKレポート(主要都市の高度利用地地価動向報告)』をご紹介したいと思います。
 
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『地価LOOKレポート』とは、国土交通省が四半期ごとに発表する地価動向調査レポートです。
 
調査対象は、全国主要都市にある地価動向を先んじて表しやすい高度利用地100地区ほど。
 
平成20年(2008年)より公表が始まりました。
 
 
 
国土交通省が適正な土地取引価格の指標とするために調査・公表する地価公示は年1回の実施ですが、『地価LOOKレポート』の調査・公表は3ヶ月という短いタームで行われます。
 
具体的には、不動産鑑定士が調査対象地区の不動産市場の動向に関する情報を収集して不動産鑑定評価に準じた方法によって地価動向をつかみます
 
その結果が国土交通省にて集約され、各地区の不動産関連企業・金融機関等の地元不動産関係者へのヒアリング結果とともに公表されます。
 

細やかに先行的な地価動向について知ることができ、主要都市中心部の不動産の状況把握はもとより、今後の不動産市況全般の予測にも役立つ公的レポートです。
 

これまでの『地価LOOKレポート』発表資料は下記国土交通省ウェブサイトにまとめられています。
是非ご活用ください。

~地価LOOKレポート~これまでの発表資料

 
 
 
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不動産鑑定士・伊藤由美子です。

本日のブログでは例年6月に国土交通省が公表している『土地白書』についてご説明します。
 

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『土地白書』・・・これは、土地基本法に基づき、土地に関する動向および政府が土地に関して講じた基本的な施策ならびに土地に関して講じようとする基本的な施策について、毎年国会に報告されるものです。
 
  【関連記事】 施行から半年、改正土地基本法
 
 
 

『土地白書』は第1部・第2部・第3部の3つのパートで構成されています。
 

第1部

第1章  前年度における地価を始めとする不動産市場等の動向や、土地問題に関する国民の意識調査結果等を報告

第2章  土地について”いま”の話題を取り上げて、これまでの取り組みや今後の方針等を報告【テーマ章】

第2部   前年度に政府が土地に関して講じた基本的施策を報告

第3部   今年度に政府が土地に関して講じようとする基本的施策を報告

 
 
地価変動率や土地取引件数等の推移、オフィス・住宅・店舗・宿泊施設・物流施設の市場動向、といったデータに始まり、膨大な情報が搭載されている『土地白書』ですが、やはり第1部第2章の【テーマ章】が一番読み応えがあります。
 
 
こちらの国土交通省ウェブサイトより、各年度の『土地白書』をご覧いただけます。

国土交通省『土地白書』

 
 
概要であっても60ページ超のボリュームとなってはいるものの、筆致はシンプルです。

お時間がおありのとき、一度アクセスなさってみてください。

 
 
 

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不動産鑑定士・降矢等です。

『令和3年版 土地白書』 が6月15日に閣議決定されました。
 
『土地白書』土地動向や土地について講じられた施策についての報告書で、政府に国会への提出が義務づけられています。

次回ブログにて詳しいご説明をさせていただきます。
 

本年の白書では、新型コロナウイルス感染症による不動産市場等への影響と対応防災・減災に対応した土地等の活用など、国民の生命・生活を守るための土地利用に関する取り組みにスポットライトが当てられました。

 

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出典:国土交通省ウェブサイト

 
『令和3年版 土地白書』の要旨および本文は、こちらの国土交通省のページよりご覧になれます。

令和3年版「土地白書」の公表について

『土地白書』から見えてくる年単位のトレンドは、不動産利活用のご判断に役立つことかと存じます。
 

不動産利活用に際しては、弊社不動産鑑定士の調査・経験に基づく情報もぜひお役立てください。

初回ご相談は無料です。
 
どうぞお気軽に、お問い合わせフォームまたはお電話(03-3626-5160)でご連絡ください。
 

 
FRAコンサルティングの伊藤です。

東京に出されていた緊急事態宣言は期限となる6月20日に解除、7月11日までを期間とするまん延防止等重点措置に移行することが、昨日、決まりました。

ワクチン接種の進展に希望を持ち、引き続き感染予防に努めていきたいです。

 
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さて、以前のブログでも取り上げました、『下北線路街』に、一昨日、新しい商業施設がオープンしました。

「reload(リロード)」 です。

在宅勤務の本日、昼食ついでに自転車&徒歩にて開業直後の様子を見にいってまいりました!
 

【関連記事】

『下北線路街』を歩く

 

関連記事で紹介した商業施設「BONUS TRACK」にはネーミングの妙がありましたが、reload(リロード)にもまた深い意味が込められています。
 

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下北沢の地域に根付いた人・店・カルチャーを大切にしながらも、日々住民とのコミュニケーションを重ねていく個性あふれるテナントや、都度表情を変えていくPOP UPスペースを掛け合わせることで、完成することなく変わり続ける場であること、新たな歴史を更新していく施設となるよう「reload」と名称をつけました。

<運営会社・株式会社GREENINGのプレスリリースより>

 
 

同プレスリリースで、建物の設計・デザインについては以下のように書かれています。
 
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従来のビル型商業施設とは一線を画し、大小様々な建物が軒を連ねる低層分棟形式の施設構造と、そのそれぞれに店主の顔が見える個性的な店舗が入居するのが特徴。
施設の大部分を占める屋外空間はテラスやベンチ、豊富に施された植栽の緑が清々しく、ポストコロナ時代においても心地良い、個店街を散策・回遊しながらまるで下北沢の街並みをそぞろ歩きするような楽しさが感じられます。

 

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狙いのとおり、回遊を前提とした2階建ての建物は、迷路的な楽しさのある空間でした!

規模や形態は違いますが、店舗を巡りながら不思議な感覚にとらわれるところは、表参道ヒルズと共通するように思いました。

階段が多くそれが場の個性となっている点では、渋谷東急ハンズとも少し似ています。
 
 
 
 
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開業時は全24区画のうち10区画が開店、ということで、まだ工事未着手の空き区画のほうが多く、オープニングの高揚感に溢れているといった雰囲気ではなかったです。
 
 
 
・・・この肩の力が抜けたゆるっとした感じこそ、シモキタらしさ、そこが大事にされたからなのかもしれません。

 
 
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こだわりを感じさせる、カフェ、カレー店、文具店、眼鏡店、衣類店、理髪店などが営業を開始しています。

アクセスは、下北沢駅、東北沢駅、いずれの駅からも徒歩4分ほど。

「reload」の今後の変化が楽しみです!
 
 
 
 
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FRAコンサルティング・代表の降矢等です。
 
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公益社団法人東京都不動産鑑定士協会が、不動産鑑定士の多様な働き方を紹介する動画シリーズ「鑑定士×多様性」の新作”鑑定士×オーケストラ”を公開しました。

 

音楽大学を卒業されてコントラバス奏者としてオーケストラ入団を目指し、その後不動産鑑定士へと転身された方が登場します。
 
ぜひご視聴ください!

 

 

 

「鑑定士×多様性」シリーズにつきまして、現在公開中の以下動画は、こちらよりご覧いただけます。

Vol.00 予告編
Vol.01 第1回「鑑定士×自分らしさ」
Vol.02 第2回「鑑定士×オーケストラ」

 
また新作の公開がありましたらご案内を差し上げます。

 

【関連記事】

不動産の困った!にお応えできるのが不動産鑑定士です(その1)
不動産の困った!にお応えできるのが不動産鑑定士です(その2)
不動産の困った!にお応えできるのが不動産鑑定士です(その3)
不動産の困った!にお応えできるのが不動産鑑定士です(その4)

 
 
 
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FRAコンサルティング代表の降矢等です。
 
先日の茨城県つくば市・つくば駅前の再生プロジェクトについての記事中で、イオンの建物跡地に分譲マンションが建設中であることをご紹介しました。
 

千葉県千葉市・千葉駅東口の三越跡でも分譲マンションを主とする建物の新築を予定し、旧建物の解体工事が進行中です。
 
市内のパルコ跡地においても分譲マンション「エクセレント・タワー」(地上31階建・397戸)の建設が2020年4月より始まっています。(2022年3月竣工予定。)
 
 
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千葉駅では、2018年に東口に直結する駅ビル「ペリエ千葉」がオープンし、2020年には西口に病院、店舗、公園、共同住宅を擁する複合施設「ウェストゲート千葉」が開業しました。
 
今後も東口側では複数の大型複合ビルの建設が予定されています。

 
 
 
千葉に最も近い東京副都心・錦糸町に事務所を構えておりますことから、千葉のお客さまからも不動産のご相談を多くいただいております。
 
駅付近の建物更新が進められ、商業施設がマンションへと姿を変える千葉市中心の市況についての定点観測を続けてまいります。
 
 
さて、百貨店をはじめ市街地の大型商業施設が閉店し、その跡地高層マンションが建設される流れは、首都圏のみならず全国的な傾向であると思います。
 
各地への出張の折、歴史ある市街地の一郭に新たなランドマークとして名乗りをあげるようにタワーマンションがそびえ立つ姿をしばしば目にしてきました。
 

戸建て志向が強い土地でも、交通や商業の利便性や管理の面で、こういったマンションには競争力があります。
 
住居の選択肢が増えることはもちろん望ましいことですが、一方で、人口減少が顕著な地方都市ではこのトレンドが戸建て空き家の増加を促している面もありそうです。
 
地域の均衡の取れた街づくりについて、より多くの関係者で考えていく必要がある時代になったと思います。
 
 
 
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不動産鑑定士・伊藤由美子です。

 

東京・西新宿にある京王プラザホテルが、明日6月5日、開業から50周年を迎えます。

 

 

同ホテルは、明治時代に東京市域への水供給のため設置された「淀橋浄水場」の廃止によって生まれた広大な跡地の一郭に、1971年に誕生しました。
 
現在、東京都庁や多数の民間超高層ビルが建ち並ぶ「新宿副都心」エリアで最初の超高層ビルであり、日本初の超高層ホテルです。

 
京王電鉄の広報誌『ivory』2021年5月号の特集記事によれば、

地上170mの最上階展望台や斬新なインテリアなど、時代を先取りした、「ホテル」という新たなコミュニケーションの場は多くの人を惹きつけ、当時大きな話題を集めたそうです。根底にあるのは「単に宿泊する場所ではなく、老若男女、さまざまなお客様が集う”都市の広場(プラザ)”でありたい」という”プラザ思想。”

とのこと。

 
東京を代表するエリアのひとつとなった新宿副都心の開発当初、人びとを包んだ熱気が伝わってきます。
 
 
弊社代表の降矢も私も、家族の集まりの場として利用したり、都庁での調査の前後に立ち寄ったり、と、京王プラザホテルには親しみを感じております。
 
前回ブログで小学生のころ上京旅行をした話に触れましたが、その旅行時に宿泊したのが、京王プラザにまつわる私の一番古い記憶です。
 
 
6月28日までホテル本館3階ロビーにて、開業50周年記念展示『脈動する街、西新宿-立体(ジオラマ)と平面(定点写真)から見る50年の歩み-』が開催中です。
 
会期中に西新宿での業務が入ることがあれば、見にいこうと思います!

 
 
 

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FRAコンサルティングの伊藤です。

前回ブログで取り上げた「西武園ゆうえんち」(埼玉県・所沢市)の再開業日と同じ5月19日、茨城県つくば市・つくば駅前の商業施設「クレオ」がリニューアルオープンしました。
 

旧クレオは、国際科学技術博覧会(つくば万博)が開かれた1985年に西武百貨店とイオンを核テナントとして開業。

2017年に西武百貨店、2018年にイオンほか全てのテナントが撤退し閉館となったところを、クレオに隣接する商業施設「キュート」「モグ」とともに、不動産開発会社の株式会社日本エスコンが取得し、3施設一体での駅前再生プロジェクトを推進してきました。
 
旧イオン棟の建物は解体されて、跡地に分譲マンション「レ・ジェイドつくば」(地上18階建・総戸数218戸)が建設中です。

ほかの建物は、地域密着型ショッピングセンター「トナリエつくばスクエア」として運営されます。
 

日本エスコンのプレスリリースによれば、各施設の概要は以下の通りです。
 
■トナリエ クレオ

敷地面積:10,492.81㎡
延床面積:42,413.77㎡
規模  :地下2階/地上8階
店舗面積:25,056.06㎡
店舗数 :54(区画数)

食品スーパー、家電量販店、キッズスクールなどが入居の予定
 
 
4949453_s■トナリエ キュート

敷地面積:9,929.94㎡
延床面積:24,821.30㎡
規模  :地下1階/地上4階
店舗面積:3,853.12㎡
店舗数 :67

食品・生活雑貨店、アウトドア・スポーツ用品店、飲食店などが入居
 
 
■トナリエ モグ

敷地面積:1,119.17㎡
延床面積:3,711.71㎡
規模  :地下1階/地上4階
店舗面積:771.37㎡
店舗数 :10

クリニック、パーソナルトレーニングジム、飲食店などが入居
 
 
旧クレオ誕生の1985年、私は兵庫県在住の小学生でした。
夏休み、仕事が忙しい両親に代わって、祖母が私をつくば万博と東京ディズニーランド(1983年開業)の旅へと連れ出してくれました。

帰宅して間もなく、日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事故が発生。
私たちの旅も飛行機を使った往来でしたので… 大変ショックでした。
 
 
車社会となって中心市街地の空洞化が進行してきたつくば市ですが、今回のプロジェクトを機に中心部に賑わいが戻り、市の魅力アップにつながることを期待したいと思います。
 
 
 
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