Monthly Archives: 11月 2020
FRAコンサルティングの伊藤です。
前回ブログでは、神宮前・原宿エリアの新しいビルの話題、変わる原宿について取り上げました。
このエリアの変わらない存在といえば… 何といっても明治神宮です。
明治神宮は1920年(大正9年)11月1日に明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社として創建されました。
約70万㎡の広大な鎮守の杜を擁し、広さは東京ドーム15個分ともなります。
初詣では例年日本一の参拝者数… 訪日外国人にも人気の場所… と、どうも混雑している印象で、その広さゆえ一度入ってしまったら長時間を費やすことになってしまうのでは…との心配もあり、これまで足を向けたことがありませんでした。
しかし、世界が大きく変わったなかで、ちょうど今年は鎮座100年の節目の年。
JR線原宿駅そばの南門から小田急線参宮橋駅に近い西門まで、明治神宮境内の参道をぐるっと歩いてみました。
ミュージアムやカフェを右手に眺めながら南参道を進むと…森の中に白いトラの姿が!
三沢厚彦さんというアーティストの方の《Animal 2020-01B》という作品で、2021年3月31日まで約1年間続く「神宮の杜芸術祝祭」というイベントの一環で行われている野外彫刻展の出品作のひとつだそうです。
さらに北上すると、イベントの華やぎや人の気配は全くなくなり、少々心細くなってきました。
そうしてたどり着いた敷地内の北端には、思いがけず立派な芝生が広がり、ひとり読書に没頭する方や戯れ遊ぶ母子の方々の姿が!
うっそうと生い茂る樹々というのが神社の緑のイメージですが、光りさす芝生広場はまるで代々木公園や新宿御苑のようで、不思議な気がしました。
境内の散策、40分ほど歩いたでしょうか。
目指していた西門へ着いて、外へ出たら、参宮橋駅はすぐでした。
参宮橋駅や初台駅を最寄りとするエリアは単身者やdinks向けのマンション需要が高く、不動産投資ファンドの組み入れ物件も多く立地しています。
明治神宮の存在もこのエリアに安寧という価値をもたらしているのだろう…と考えつつ、電車に乗り込み帰路に着きました。
渋谷区をはじめ都心の居住用不動産の鑑定評価は、是非弊社にお任せください。
お問い合わせフォームまたは、お電話(03-3626-5160)でのお問合せをお待ちしております。
不動産鑑定士・伊藤由美子です。
先日、神宮前・原宿エリアへ行ってまいりました。
このエリアでは店舗ビル等を複数棟、同時に評価させていただくことが多いのですが、その際には物件間の優劣・格差について現地の状況に基づく細やかな見極めが欠かせません。
そのため、都内でも特に、裏道まで歩き回るクセがついているエリアです。
さて、今回は珍しく?ずっとメインストリート沿いを歩きました。
変わる原宿、変わらない原宿の様子を、今回と次回のブログで皆さまにお届けします。
スタートは渋谷方面から。明治通り沿いを歩きました。
RAYARD MIYASHITA PARKを通り過ぎて、5分ほど行くと…
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アメリカ・ニューヨーク発祥のコミュニティ型シェアオフィスの雄・WeWork(ウィーワーク)のビルが。
一棟すべてがWeWorkであるこちらのWeWork Icebergは、2018年8月に国内5番目の拠点として開設されました。
コロナ禍でソーシャルディスタンスというこれまでになかった概念が登場しました。
オフィス空室率の上昇が見られ、企業はオフィス戦略の見直しを始めています。
このような環境変化がシェアオフィスへのニーズにどういった変化をもたらすかが気になります。
そのまま、明治通りを進み、神宮前交差点を越えた先で、竹下通りに入ります。
原宿駅にあと少し、というところで、左手に現れるのが、今年6月に開業したWITH HARAJUKU(ウィズ原宿)への入り口です。
WITH HARAJUKUは、店舗や賃貸マンションのほかイベントホール、シェアスペース、シェアオフィスから成る複合施設です。
■WITH HARAJUKU
開業日:2020年6月5日
敷地面積:約5,067.99㎡
建築面積:約約4,200㎡
延床面積:約26,600㎡
店舗面積:約10,300㎡
建物構造:SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造、RC(鉄筋コンクリート)造、S(鉄骨)造など
店舗数 :14
住戸数 :53
未来を紡ぐ“たまり場”をコンセプトに掲げるWITH HARAJUKU。
ユニクロとIKEAという郊外で事業を伸ばしてきた企業の、新タイプの大型店舗/初の都市型店舗が核テナントとなっており、新しい刺激が得られます。
ティーンエイジャーの聖地・竹下通りがWITH HARAJUKUの登場で変わっていくかもしれません。
あるいは、WITH HARAJUKUのほうが、竹下通りからの風を受けて、より若者寄りの商業施設へと変わっていく可能性も…
街が変わり、不動産が姿を変えていく。
不動産の存在が、街を変えていく。
勢いのある街ほど、この相互作用は顕著であるように思います。
これからも原宿がどう新しくなっていくか、定点観測を続けます!
原宿をはじめ都心商業用不動産に関するお悩みごとがおありの際は、どうぞお気軽にお電話(03-3626-5160)にてご相談ください。
弊社の所属する「東京都不動産鑑定士協会」が10月23日(金)に開催した講演会(東京都共催・国土交通省後援)が、ただいまアーカイブ配信されています。
~無料講演会「ポストコロナの大都市・国土の行方」~
「令和2年 東京都地価調査のあらましについて」 (約30分)
演者:公益社団法人 東京都不動産鑑定士協会 理事 服部 毅
「被災地支援活動報告」 (約20分)
演者:公益社団法人 東京都不動産鑑定士協会 理事 末原 伸隆
「ポストコロナの大都市・国土の行方」 (約80分)
演者:東京都立大学・首都大学東京 名誉教授 中林 一樹 氏
こちらのページよりアーカイブ配信をご覧いただけます。
配信は11月25日(水)までの期間限定となっております。
3連休の週末、お時間がおありでしたら是非ご覧ください!
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FRAコンサルティング代表の降矢等です。
弊社のある墨田区は、「ものづくりのまち」です。
総務省・経済産業省「平成28年経済センサス活動調査」によれば、東京23区のなかでは大田区に次いで多くの工場が立地。
区内事業所の約8割ほどは従業員数9人以下と小規模で、その業種は印刷・金属・繊維・革ほか多種多様となっています。
区内産業の詳細については、墨田区ウェブサイト「すみだの産業(特長・歴史)」をご参照ください。
さて、来たる11月21日(土)・22日(日)の2日間、『スミファ ~すみだファクトリーめぐり~』が開催されます。
墨田区の町工場を巡って、職人と話し、技術に触れ、もの作りの“現場”を知ることのできるイベントです。
第9回となる今年はオンライン開催となります。
ワークショップ、ツアーなど、企画が盛りだくさんで、親子向けのワークショップもあるとのこと。
一部の予約が必要な企画については、ツアー開催の3時間前が締切りとなるそうです。
(人数制限はありません。)
視聴・予約サイトへのリンクほか、墨田区の以下サイトに詳しい参加案内があります。
スミファ~すみだファクトリーめぐり~を開催します!今年は初のオンライン開催(11月21日、22日開催)
大都市東京を支える墨田のものづくりを私も応援しております。
工場や事業所といった不動産に関するお悩みごとがおありでしたら、どうぞお気軽にお電話(03-3626-5160)にてご相談ください。
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FRAコンサルティング代表の降矢等です。
1週間前、埼玉県所沢市に「ところざわサクラタウン」がグランドオープンしました。
所沢市では9月に西武線・所沢駅直結の商業施設「グランエミオ所沢」のグランドオープンもあり、官民の力を結集して「みどり・文化・産業が調和したまち」を目指す取り組みが形となってきています。
所沢市と株式会社KADOKAWAは、”COOL JAPAN FOREST(クールジャパンフォレスト)構想”と銘打ち、日本最大級のポップカルチャーの発信拠点「ところざわサクラタウン」を中心とした半径約500m圏内の重点推進エリアで、文化事業や企業誘致、統一的な空間演出など、産官共同で各種事業を進めてきました。
商業・宿泊・文化施設に加えてKADOKAWAの新オフィスや書籍製造・物流工場から成る複合施設「ところざわサクラタウン」の概要は以下です。
■ところざわサクラタウン
開業日: 2020年11月6日
敷地面積: 約40,000㎡
建築面積: 約25,000㎡
延床面積: 約84,000㎡
建物構造: RC(鉄筋コンクリート)・S(鉄骨)CFT(コンクリート充填鋼管)
地上5階 地下2階 ※M2階含む
博物館・美術館・図書館・アニメミュージアムが融合した「角川武蔵野ミュージアム」
日本のポップカルチャーが楽しめる大小2つのイベントホール「ジャパンパビリオン」
アニメをはじめ様々な世界観で彩られた体験型ホテル「EJアニメホテル」
そして「武蔵野坐令和神社」
さらに、KADOKAWA直営の体験型書店「ダ・ヴィンチストア」
社員食堂を兼ねたレストラン「角川食堂」
と、”ここにしかない”多様な文化的な場を提供する、ところざわサクラタウン。
最寄駅(JR武蔵野線・東所沢駅)からは徒歩10分と少々距離がありますが、足を運んでみたくなります。
官民の連携によって地域で唯一無二の場をつくって、まちの活性化につなげようという開発スタイルは、このところのトレンドのようです。
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公園一体型の新事業「Hisaya-odori Park」と「MIYASHITA PARK」
弊社はこれまで大規模商業商業施設の鑑定評価を多数承ってまいりました。
物件時価や賃料についてのご相談ごとがおありの際は、どうぞお気軽にお電話(03-3626-5160)にてお問合せください。
伊藤です。
10月1日にGo To トラベル事業への東京発着追加、地域共通クーポン付与が行われて以後、車、電車、飛行機による人の移動が目に見えて増えました。
あとに残されていた旅・移動の手段は…船。
11月2日、郵船クルーズの「飛鳥II」が横浜を、商船三井グループの「にっぽん丸」が神戸を、それぞれ出港し、日本籍客船による国内クルーズが再開しました。
日本船籍のクルーズ船は3隻です。
上記2隻よりひと月遅れの12月5日、日本クルーズ客船の「ぱしふぃっくびいなす」が大阪より運航再開の予定となっています。
当面は、各社とも定員を減らし、3泊までの日本近海のショートクルーズとするようです。
国際クルーズや外国船入港の再開については見通せない状況が続いています。
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東京国際クルーズターミナル、ようやく開業
日本政府観光局の10月21日の発表によれば、2020年9月の訪日外国人旅行者数(推計値)は13,700 人(前年同月比 99.4%減)で、12か月連続で前年同月を下回ったものの6か月ぶりに1万人を超えた、とのことです。
この背景として、一部の国との間で、ビジネス等の渡航を制限付きで認める「ビジネストラック」や「レジデンストラック」が運用されていることや、欧州などで出国制限を解除する国が出てきていることなどが挙げられています。
前向きな話がこれからも続くといいのですが…!
欧米での感染再拡大やこのところの北海道ほか感染者数の増加など気に掛けつつ、動き始めた経済活動がなんとか止まらないでいられますように、と祈る思いでおります。
不動産についてのお悩み解決、不動産鑑定士が承ります↓
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FRAコンサルティングの伊藤由美子です。
前回ブログ では『世田谷名木百選』をテーマとしたまち歩きをご提案をしました。
本日は世田谷の『地域風景資産』についてご紹介します。
世田谷区は、良好な景観の形成促進のために制定された「景観法」に基づく景観行政団体として、身近な風景を守り、育て、つくることを目的とする「世田谷区風景づくり条例」を定めています。
この条例の第13条に、
区長は、区民等が地域の個性や魅力を共有し、風景づくりを推進する手掛かりとなるよう、風景づくりに寄与している建築物等若しくは木竹又はこれらを含む区域その他規則で定めるものを、区民等の参加の下に、地域風景資産として選定することができる。
区は、すべての箇所が写真とともに一覧できる 『せたがや風景MAP』 を作成・配布しています。
世田谷区HPからも地域風景資産の情報にアクセス可能です。
86箇所の中から… 私の お薦めスポットベスト3 をご紹介します!
(緑文字のクリックで世田谷区の紹介ページが開きます。そちららで写真をご覧いただけます。)
1937年(昭和12年)に建てられた小坂順造氏(衆議院議員などを歴任)の別邸・庭園。
1000㎡超の敷地内を散策し、縁側にて足を休めると、時間がゆっくり流れるような気がします。
世田谷区瀬田4-41-21
1908年(明治41年)に日本初の園芸学校として創立された農業・園芸専門高校である都立園芸高校。
9万㎡(東京ドームの2.3倍)という敷地に、正門から校舎へと続くイチョウ並木をはじめ樹齢100年超の木々や草花が豊かな緑あふれる空間を作り出し、鶏、犬、鳩などの動物も育てられています。
5月のバラ園公開や11月の園芸展(文化祭)の折に学内を見学でき、都内にいるとは思えないそのスケールの大きさに圧倒されます。
世田谷区深沢5-38-1
1480年(文明12年)、世田谷城主・吉良政忠が創建し、江戸時代には彦根藩主である井伊家の菩提寺となった豪徳寺。
松の巨木が並び立つ参道を歩いて境内に入ると、京都にいるかのように思えてきます。
世田谷区豪徳寺2-24-7
以上3箇所、いずれも”緑に包まれながら歴史を思い、非日常感を味わうことができる”というのがお薦めのポイントです。
世田谷区の土地・建物についてご相談がおありの際は、弊社不動産鑑定士にお気軽にご連絡(03-3626-5160)くださいませ。