Monthly Archives: 12月 2020
本年も格別のお引き立てを賜り有難うございました。
下記年末年始の期間につきまして休業とさせて頂きます。
【休業期間】令和2年12月30日(水)~令和3年1月3日(日)
皆様がよき新年を迎えられますことを心よりお祈り申し上げます。
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FRAコンサルティング代表の降矢等です。
2020年も残すところあと10日を切りました。
人々の健康を、社会を、経済を傷めた新型コロナウイルスとの闘いは年をまたいで続いていきますが、一度ここで立ち止まってみますと… さまざまな思いが胸に去来します。
3月以後、 「業務をいかに遂行していくか」 「不動産市場にはいかなる変化が生じているのか」 を考え続ける日々となりました。
在宅勤務が始まってビジネス環境が激変する最中にご連絡を下さり、温かいお励ましの言葉を掛けてくださったお客様、厳重な感染対策を取って弊社まで遠路足をお運びくださったお客様をはじめ、すべてのお取引先様に心より感謝申し上げます。
地価公示ほか公的評価の分科会でご一緒している鑑定評価員の皆様、ありがとうございました。
常にも増してタイトになってしまったスケジュールや、初めてのリモート会議の運営について、多大なご協力を頂戴しました。
不動産市場では、コロナ禍により局地的なダメージが発生しましたが、全般としては踏ん張りが見られました。
ただ、不動産市況は経済全般の動きにやや遅れて変化する、タイムラグがある点は、常に念頭にあります。
皆様は年の瀬にどのようなお気持ちでいらっしゃるでしょう。
今年はなかなかゆっくりとお話を伺えないで残念です。
まもなく迎える2021年、心身や暮らしに困難がもたらされた方々が良い状況を取り戻され、人類がウイルスに打ち勝てたと実感できる日が早く来ることを祈念し、自らの務めを果たしてまいります。
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FRAコンサルティングの降矢等です。
前回に続き、地元・墨田区での開発、こちらもヒューリック株式会社が参画する公民連携事業の話題をお届けします。
墨田区は昨年10月より未利用となっていた錦糸土木事務所跡の区有地について民間事業者への貸付けを決定し、プロポーザル方式で事業者を公募していました。
この事業者に、先月、ヒューリック株式会社が選定されました。
錦糸土木事務所跡地は、錦糸町駅北側の横十間川沿い、錦糸公園に隣接して、大型商業施設オリナスにもほど近い場所にあります。
ヒューリックがこの地の活用策として提案したのは、株式会社アストロスケールホールディングスを核テナントとして誘致するオフィスビルの開発でした。
アストロスケールは、2013年創業の宇宙ゴミ(スペースデブリ)の除去事業を行う会社で、墨田区に本社・製造拠点があります。
海外5か国でも事業を展開し、世界から注目される先進企業です。
開発するビルには、同社以外にも宇宙産業やものづくりの会社等、区内外から多彩な企業を呼び込むことが計画されています。
地元の不動産鑑定士として、この計画は地域資源を活かしてまちづくりへと繋げる良い案だと思いました。
区としての受けとめ方も同様のようです。
本件について墨田区がホームページに上げた報道発表資料のタイトルに、熱い想いが感じられます。
~ 世界とつながり、次代を築く新産業拠点を目指して ~ スペースデブリ(宇宙ゴミ)問題に取り組む世界が注目する先進企業とすみだの未来を育てます!
■錦糸土木事務所跡地・計画建物概要(予定)
所 在 地:東京都墨田区錦糸四丁目17番3号
敷地面積:約2,280㎡
延床面積:約7,100 ㎡
階 数 :地上7階
今後、年始に一般定期借地権設定契約書が締結されて開発がはじまり、2022年末竣工、2023年供用開始、の予定とのことです。
わが街・錦糸町での再開発に、注目していきたいと思います。
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FRAコンサルティング代表の降矢等です。
前々回のブログで伊藤がヒューリック株式会社の新規事業を取り上げましたが、同社は私どもの地元である墨田区・両国でユニークなホテルを先月オープンしています。
ザ・ゲートホテル両国 by HULICです。
JR両国駅から徒歩3分ほどの隅田川沿いに立地し、国技館や旧安田庭園、江戸東京博物館、刀剣博物館など多くの日本らしさを感じられる見どころが徒歩圏にあるだけでも魅力的ですが、このホテルの一番の特徴は、ホテルの入る建物内に船着き場があることです。
宿泊ホテルから浅草やお台場へ船でダイレクトに行き来するという、特別な体験ができます!
ホテルがある建物は、東京都と墨田区が所有する土地を活用する公民連携事業として建設された「ヒューリック両国リバーセンター」です。
■ヒューリック両国リバーセンター
開業日:2020年11月12日
敷地面積:1,509 ㎡
延床面積:8,157.75 ㎡
建物階数:地上9階
ホテルのほかに公共施設が以下の通り入居しています。
1~9階:ザ・ゲートホテル両国 by HULIC(126室・平均客室面積27㎡)
1~2階:両国子育てひろば(墨田区の福祉施設)
2~3階:水上バス待合所・事務所(東京都の利便施設)
「ヒューリック両国リバーセンターには、隅田川の河川水の温度差エネルギーを活用する空調システムが導入されているそうで、これは民間の単独建物における直接利用での導入として日本初の事例となるそうです。
この空調システムは、専用のヒートポンプによって夏は外気より温度が低く、冬は温かい河川水から環境に影響がない範囲で熱をくみ上げ、あるいは放出することで施設内の空調を行うもので、家庭用ルームエアコン等に比べてより消費エネルギーが少なくなるとのこと。
職場や自宅に近い場所ほどいつでも行けると思ってなかなか行かないままとなりがちですが、業務繁忙期が過ぎたら隅田川を臨むホテル内レストランで食事の機会を持てたら、と思います。
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前回のブログで、新しいビル業態・教育特化型ビルを話題にしましたが、ジャンルを特化しワンストップサービスを提供、ということですぐ思い浮かぶのは複数クリニックが集まる医療特化型の業態でしょう。
一棟ビルのみならず大規模施設の一部での展開や平屋を集積させる形態もあって、一般には「医療モール」と呼ばれています。
モール(mall)には、商店街、多くの店舗・レストランを含む大きな建物、の意味があります。
(「プログレッシブ英和中辞典」より)
医療モールの概念は日本では2000年前後から広まりました。
各種クリニックや調剤薬局、ときに介護施設などが集積する医療モールは、高齢者や乳幼児など、さまざまな診療科に同時にかかることが多い人やその家族に通院負担の軽減、服薬情報一元管理といった利便性を提供してくれます。
初めてかかる診療科であっても、いつもの掛かりつけクリニックと同じ建物内にあると、なんとなく安心感とともに受診できるのが不思議です。
独立開業する医師は、新規開設の医療モールへの入居であれば、他院との同時開催で医院内覧会など開院イベントをより効果的・効率的に実施することができます。
ほかに「美容モール」というものもあります。
ヘアケア、メイクアップ、ネイルケア、アイラッシュケア、ヘッドスパ、エステティック、リラクゼーションなどなど、さまざまな美容サロンをビルのワンフロアや商業施設の一画に集めるスタイルです。
美容モールは、サロンをはしごして休日の一日を丸々ゆっくり美容に充てたい女性や、イベントごとがある日に効率的に複数のパーツケアを行いたい女性に人気です。
定期的にケアに通う女性客のついで買いが期待できるので、ショッピングセンターや百貨店等の運営会社は集客力向上の一手としてこの美容モールに期待を寄せています。
また、15㎡程度の小区画を個人サロンとして賃貸する業態は、初期投資など独立に伴うリスクを抑えながら個性を打ち出したサロンを開業できるビジネスモデルとして、独立志向の美容スペシャリストたちが注目しています。
テナントの良否はビル全体の価値に影響を及ぼします。
時代に即したニーズを捉えて、テナントの選定や建物への適切な追加投資を行うことが、不動産価値の最大化につながります。
不動産有効活用について、弊社の不動産鑑定士がご相談を承っております。
お気軽に、お問い合わせフォームまたはお電話(03-3626-5160)にてご相談ください。
不動産鑑定士・伊藤由美子です。
師走を迎え、公私ともに気忙しくなってきました。
プライベートでは、年越し準備もありますが、子どもがいる身でこの時期から例年頭を悩ませ始めるのが…
「来年の習いごと、どうしよう?」 です。
学習塾は学校の4月の新学期に先立って2月、3月から新学年のクラスが始まるところが多いです。
それに合わせると、必然的に、さまざまな習いごとのスケジューリングに年内から手をつけることになります。
家からのルート(送迎)も視野に、日時調整をするのはなかなかに厄介です。。
と、長年こういった作業をこなしてきた私にとって、喜ばしいニュースが秋口にリリースされました。
不動産開発・賃貸事業を行うヒューリック株式会社が、「こども教育事業」に参入、具体的には、子ども向けワンストップサービスを提供するビル開発に乗り出すとのこと。
塾や各種教室、学童保育、運動スクールといった習いごと施設や、幼児カットを行う美容室やクリニック(小児科、皮膚科など)といったサービス施設が集積するビルを、主要駅付近の100坪~200坪(330㎡~660㎡)程度の土地に開発していく想定だそうです。
幼児期は習いごとに親の送迎が要りますし、ひとりで通えるようになっても放課後の時間帯に子どもが一人歩きするのには何かと不安があるものです。
便利な場所で子ども関係の用をワンストップで済ませることができれば、親子ともども非常に助かります。
子ども向けサービスの事業者にとっても、認知度アップ・集客の面でメリットが見込まれるでしょう。
わが街の近くにも是非開発を!と心躍りますが、その後の報道によれば、2022年をめどに第1弾を開業、29年までに首都圏で20棟程度に拡大する計画とか。
展開が進むころには息子は中学生になっているので、対象外になっている可能性が高いような…
なにはともあれ、子どもたちは世の宝!
少子化・共働き一般化のなかでの次世代育成というニーズを捉えた 「教育特化型ビル」 新ビジネスの今後の展開に注目してまいります。
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不動産鑑定士の降矢等です。
10月末、経済産業省が、2020年上期(1月~6月)の「工場立地動向調査」結果(速報)を公表しました。
「工場立地動向調査」は、製造業、電気業、ガス業、熱供給業の用に供する工場又は研究所を建設する目的で、1,000㎡以上の用地を取得(借地を含む)した事業者を対象に、立地、面積、予定従業者数等について調べる統計調査です。
調査結果は、地域経済の現状分析や産業立地政策等に官民で活用されています。
今回調査は、新型コロナウイルスの感染拡大により企業が設備投資を控えたと思われる状況が如実に見て取れる結果となりました。
2020年(1月~6月)における全国の製造業等の工場立地件数は 347件(前年同期比38%減)、工場立地面積は440ha(前年同期比40%減)で、立地件数及び立地面積ともに大幅減少し、立地件数及び工場立地面積は過去5年間で最少となりました。
※1ha=10,000㎡
出典:経済産業省「2020年上期(1月~6月)工場立地動向調査結果(速報)」ニュースリリース
年間の結果も同じ傾向と思われますが、上期の対前年マイナスが40%程度であるのに対し通期で見た減少幅はどの程度となるのかに着目して、確認したく思います。
2020年工場立地動向調査(1-12月期)速報の発表は、来年3月末の予定です。
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FRAコンサルティング代表の降矢等です。
前回のブログで伊藤がお知らせしましたが、皇室にゆかりの深い明治神宮は今年で鎮座100年。
先月1日に「鎮座百年祭」が行われました。
また、同8日には昨年4月の「退位礼正殿の儀」から始まった天皇家代替わりの一連の儀式の幕を閉じる「立皇嗣の礼」もありました。
これらの報道に接し、皇族の方々のあゆみに興味を持たれた方もいらっしゃるかと思います。
明治神宮内の「明治神宮ミュージアム」(鎮座百年祭記念事業の一環として、昨年10月開館)や、明治神宮外苑にある「聖徳記念絵画館」でも、さまざまな展示品に接することができますが、いま「港区立郷土歴史館」で開催中の特別展・港区と皇室の近代展も歴史に触れるよい機会となりそうですので、ご紹介します。
以下、港区立郷土歴史館ホームページからの情報です。
★「港区と皇室の近代」展★
◇会期 令和2年10月17日(土)~12月20日(日) ※12月17日(木)は休館
◇会場 港区立郷土歴史館(東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内)
◇見どころ 港区に残る皇室の痕跡を宮内庁宮内公文書館の史料を中心にひもとき、近代における港区と皇室の関係を紹介します。
◇観覧料 特別展のみの場合、大人400円、小・中・高校生200円 ほか
赤坂御用地や旧芝離宮恩賜庭園など形を変えながら残されている場所のほか、かつては皇室との所縁がありながら都市再開発によって、現在はその関係性が忘れられてしまった土地の解説などがあるようです。
郷土歴史館は港区の埋蔵文化財の管轄部署と同じ建物内です。
機会あらば私も展示を見に行き、港区土地についての理解を深めたいと思います。
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