Monthly Archives: 7月 2020
FRAコンサルティングの伊藤由美子です。
7月26日、令和2年不動産鑑定士試験・短答式試験が終わりました。
受験された皆さま、お疲れさまでした!
今年度の短答式試験は、新型コロナウイルス感染症の影響で、試験予定日(5/10)の一ヶ月前(4/10)に延期が発表され、7月26日の新たな試験日はその約5週間前(6/22)に決定、という常にない状況となっていました。
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国土交通省が出した新たな試験日の告知文書には、「なお、実施日程については、新型コロナウイルス感染症の状況により、更に延期する場合等があります。」との添え書きがありました。
試験日が近づくにつれて感染の再拡大が見られるようになり、受験生や関係者の皆さまは気が気でない日々を過ごされたこととお察しします。
再延期となることがなくて、本当に良かったです。
さて、当ブログではこれまで「不動産鑑定士について」その職務を中心にさまざまなお話をさせていただいてまいりましたが、不動産鑑定士資格を得るための試験や研修について話題としたことがありませんでした。
そこで、次回以後のブログでは「不動産鑑定士になるには」シリーズと銘打って、不動産鑑定士試験について取り上げてまいります!
どうぞお付き合いくださいませ。
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FRAコンサルティングの伊藤です。
2020東京オリンピック開幕となるはずだった、海の日に始まる4連休。
その初日の早朝、子どもの送迎のため、新たに東口と西口を結ぶ「東西自由通路」が供用開始となったばかりの新宿駅へ行ってきました。
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東口側です。
東西自由通路は、想像していたより広々としていました。
西口側にある東京都庁と東口側にある新宿区役所、両方を同日に調査する際などスムーズな動きが取れるようになりそうです!
新型コロナウイルスが再び感染拡大傾向にあるのが気掛かりですが…感染対策に万全を期して、ひとつひとつの鑑定評価に取り組んでまいります。
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不動産鑑定士・伊藤由美子です。
先週金曜日(7月17日)、国土交通省から重要な発表がありました。
こちらがその内容(PDF)です。
不動産取引時において、水害ハザードマップにおける対象物件の所在地の説明を義務化
出典:国土交通省
宅地建物取引業法では、不動産の買い主や借り主に対し、契約判断に影響する「重要事項」について、事前に宅地建物取引士より説明することが義務付けられています。
土砂災害、津波災害、地震のリスクに関する事項については、すでに説明義務が課せられていましたが、水害に関するリスクはこれまで義務とはされていませんでした。
しかし、昨今の全国的な大規模水災害の頻発を受けて、私たちが水害に対して抱く危機感は高まっています。
新たな不動産の売買・賃貸に際しては、水害リスクが契約するかしないかの判断要素となってきました。
その一方で、赤羽一嘉国交相が17日の記者会見で強く訴えておられたように、すでにお住まいの土地について水害リスクを把握していない方々が多く、いざというときに逃げ遅れて命を落としてしまう、という悲しい事例が相次ぎました。
このような背景より、重要事項説明の対象項目に 「水害ハザードマップにおける対象物件の所在地」 が追加されることになったのです。
施行は8月28日からとなります。
不動産取引をなさる方もそうでない方も、ご関係がある不動産の水害リスクを確実に把握なさることをお勧めいたします。
私ども鑑定士も、引き続き、評価対象不動産の水害リスクをしっかり見てまいります。
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FRAコンサルティングの伊藤由美子です。
明後日7月19日(日) 初電より、新宿駅の東口と西口との改札外の行き来を可能にする「東西自由通路」が供用開始となります。
2012年の工事開始から8年、構想が持ち上がってからは30年以上という長い年月が費やされたプロジェクトがここに実を結びます。
JR東日本の発表によれば、
◇東西自由通路の供用開始に合わせ、地下改札内コンコースについては、改札を移設し、新たにホームへの24人乗りエレベーターを整備します。なお、東西自由通路の供用開始後も、地下改札内コンコース等の整備工事を進め、改札内通路の混雑緩和と利便性向上を図ります。
◇新宿駅東口においては、東西自由通路供用等により多くのお客さまのご利用が見込まれることから駅前広場の歩行者空間拡張工事を進めています。併せて、パブリックアートを用いた新たな賑わい空間を創出します。
とのことで、各改札の名称の変更もあるそうです。
詳細については、JR東日本のプレスリリースでご確認ください。
新宿駅は、これからもどんどん進化していきます。
東京都と新宿区は、「交流・連携・挑戦」が生まれる人中心のまちづくりを目指して駅・駅前広場・駅ビル等が有機的に一体化した次世代のターミナルを整備する「新宿グランドターミナル構想」を打ち立てて、再開発事業を進めています。
今回の東西自由通路とともに東西骨格軸を整備する東西デッキや、グランドターミナルの顔となる新宿セントラルプラザ、新宿テラス等々が整備される計画です。
渋谷駅同様に長期間各所で工事が続くことになりますが、世界一利用者の多い駅としてギネスブックにも認定された新宿駅が、世界を魅了する快適さを備える駅へと姿を変えていくのは楽しみですね!
「新宿グランドターミナル構想」については、こちら(「新宿の拠点再整備方針~新宿グランドターミナルの一体的な再編~」※)で詳しい情報をご覧いただけます。
※東京都・新宿区作成。10MBと少々サイズの大きいPDFファイルとなっておりますので、ダウンロードの際はご注意ください。
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FRAコンサルティング代表鑑定士の降矢等です。
7月も半ばとなりました。
5月25日に全国の緊急事態宣言が解除に至り、消費者心理に明るさが見られつつありましたが、6月後半より徐々に東京、そして各地の新型コロナウイルス感染者数が増加するにともない、心理状態の改善にブレーキがかかっています。
感染者数増加とともに、不動産市況についての(ややセンセーショナルかつ悲観に傾きがちな)報道も心理を悪化させる要因となっているのではないでしょうか。
本日は不動産市場の現況認識について、都内で仕事をなさっている不動産鑑定士、不動産会社、不動産行政の方々との現場での対話を通して得てまいりました私見を、少しお伝えさせていただきます。
コロナ禍による不動産用途ごとの影響について、現時点で、宿泊施設や商業施設には明確な悪影響が及んでいるものの、住宅や物流施設へのプラスマイナスは中立的です。
さまざまな意見・見方があって集約しきれない状態にあるのがオフィスです。
上記をシンプルにまとめてみます。
≪コロナウイルス感染拡大後の不動産用途別の状況≫
× 宿泊施設
× 商業施設(スーパー、ドラッグストア等の一部業態を除く)
〇 住宅
〇 物流施設
△ オフィス
「リモートワークが浸透しオフィスの解約が急増中」といった報道が散見されますが、こういった解約申し入れは新興企業やIT企業等の一部企業の動きであり、東京都心部の大型ビルおよびそこに入居する大企業の多くが同様の動きを見せているとの状態にはありません。
もちろん大企業も緊急事態宣言下でリモートワークを実施し、今、新しい働き方を模索しています。
その答えが出るのはこれからというところです。
リモートの良さを語る声とともに、人と人とが対面するからこそ深い仕事ができ、新たなアイディアの創出につながることをリモートワークを通して実感した、という声が新興企業からも上がっています。
オフィス仲介大手の三鬼商事が公表した東京ビジネス地区の6月時点の平均空室率は、1.97%(前月比+0.33%)でした。
平均空室率は3月に1.50%(前月比+0.01%)と9か月振りに上昇したあと上昇傾向が続いていますが、需給均衡の空室率とされている5%には余地を残しています。
また同社によれば6月時点で平均賃料は78ヶ月連続の上昇傾向を維持しています。
コロナ禍の中で、ケースバイケースの色濃いのがオフィス市場の様相です。
影響を受けた物件もあれば、影響のない物件もあり、それぞれに状況が異なっていて、状況は日々変化している最中にあります。
大きな潮流が捉えづらい状態であるときは、過度の悲観にも過度の楽観にもよらず、不動産の需要者および供給者の動向、一般社会経済情勢の状況をつぶさに見た上で、ある時点でのある特定の不動産価値を見極めることが肝要かと存じます。
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個別不動産についてのご相談ごとがおありの際は、どうぞお気軽にお電話(03-3626-5160)にてお問合せください。
不動産鑑定士・降矢等です。
本日2020年7月10日、自筆証書遺言を全国の法務局・地方法務局で保管する新制度が始まります。
自宅保管だと紛失や書き換えのおそれがある自筆証書遺言が、利用しやすくなります。
同じく紛失や書き換えが防止できる公正証書遺言に比べると、費用や手間は少ないです。
2018年7月、民法の相続についての規定部分(「相続法」)が、高齢化の進展などの社会環境の変化に応じて約40年ぶりに改正されましたが、この改正に新制度の創設も盛り込まれていました。
新制度の詳しい内容につきましては、法務局ホームページで公開されているパンフレットをご覧下さい。
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遺言書には相続財産の目録が添付されます。
弊社では不動産目録の作成をお手伝いしておりますが、多くのお客さまがこちらを遺言書ご準備に活用なさっています。
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不動産を所有される方が相続対策をなさる際には、まず第一に適正な時価の把握が重要です。
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不動産目録の作成や不動産相続に関するお悩みごとにつきましては、お問い合わせフォームまたは、お電話(03-3626-5160)にて弊社不動産鑑定士にお気軽にご相談ください。
FRAコンサルティング代表の降矢等です。
ここ数日の豪雨によって被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
西日本を中心とした広い範囲に平成最悪の水害被害が生じた平成30年7月豪雨からは丸2年が経ちました。
その被災地にも、現在、各種警報が出されています。
どうぞ安全第一のご対応をなさって下さい。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で実施延期となっていた、令和2年不動産鑑定士試験論文試験について、本日、国土交通省から日程の発表がありました。
試験期日は、令和2年10月17日(土)・18日(日)・19日(月)の3日間です。
(合格発表は令和3年1月29日(金)を予定)
この論文試験は、短答式試験の合格者が対象となります。
短答式試験の日程は2週間前に発表されています。
試験期日は、令和2年7月26日(日)です。
(合格発表は令和2年9月9日(水)を予定)
なお、実施日程については、新型コロナウイルス感染症の状況により、さらに延期される場合があります。
最新の情報は、国土交通省HPの令和2年不動産鑑定士試験のページを随時ご確認ください。
例年は、短答式試験が5月・論文試験が8月・最終合格発表が10月というスケジュールですから、すべてが大幅に後ろ倒しとなりました。
試験日がはっきりしない中で勉強を続けてこられた受験生は大変な思いをなさり、また、試験の終了が遅くなることはさまざまな面でご負担でしょう。
皆さまが困難を乗り越えて、試験当日に努力の成果を最大限に発揮できますことをお祈りしております。
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不動産鑑定士・降矢等です。
7月になりました。
「新しい生活様式」は定着してきましたが、これから暑さが厳しくなっていくなか、難しいことも増えてくるのではないかと思います。
さて、本日は弊社の所属する東京都不動産鑑定士協会の活動についてのお知らせです。
新型コロナウイルス感染症拡大で休止となっていた、「定例不動産無料相談会」が7月15日(水)より再開されます。
日時: 毎月第1・3水曜日 (当日が祝祭日の場合は翌日、1月と5月の第1水曜日は休止)
午後1時~ (要予約:前日の午後5時まで電話による受付)
場所: 公益社団法人 東京都不動産鑑定士協会 東京都港区虎ノ門3-12-1 ニッセイ虎ノ門ビル6階
マスク着用等のお願い事項がありますので、詳細について 東京都不動産鑑定士協会ホームページ でご確認の上、ご予約ください。
これまでと一番変わりました点は、協会事務所にお越しいただいた上で、備え付けのノートパソコンを使用しオンライン上で不動産鑑定士とお話していただく点です。
なお、弊社でもオンライン面談の形での不動産相談サービス(初回無料)をご提供しており、ご好評をいただいております。
弊社の無料相談では、ご自宅のパソコンからの接続でオンライン面談を承ることができます。
不動産についてのお悩みごとの解決に、是非、不動産鑑定士の知見をお役立てください。
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