不動産鑑定士・伊藤由美子です。
 
前回ブログにて、弊社代表・降矢が「所有者不明土地対策」に関する研修をご案内しましたが、不動産の所有権把握の基本となるのは 不動産登記簿 です。

※「不動産登記」については、国土交通省作成の以下資料に詳述されておりますのでご参照ください。

⇒不動産登記(PDF)
⇒我が国の不動産登記制度の沿革について(PDF)

 

昭和初期以前の古い不動産登記簿には、手書きくずし字で解読が難しいものがあります。
 
所有者不明土地の利活用の推進、相続登記の申請義務化、といった流れのなかで、登記簿の解読困難に悩まされる場面が増大するのでは… と懸念しておりました。
 
しかし、最新テクノロジーがこの問題解決の一助となる模様です!
 

凸版印刷は解読が難しい明治期から戦前の手書き文字の自動解読システムを日本で初めて開発した。近代の戸籍謄本や土地・建物の登記簿謄本を効率的に解読できるようになる。銀行などの土地や物件の相続業務を支援する。所有者不明の土地は増えつづけ、全国の空き家率は1割を超える。新技術で土地所有者の特定に貢献したい考えだ。

2022年11月11日 日本経済新聞より

 
 
4006484_s時代が進むにつれ技術が進歩し、暮らしやビジネスがスムーズになる、好例だと思いました。
 
凸版印刷はスマートフォンで撮影するだけで解読を可能とするアプリを一般向けに提供していくとのこと。
 
実は15年以上書道に親しんだのにくずし字マスターに至らず… この新技術に実際に接する日が楽しみです。
 
 

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