マンションの財産分与。Fさんのストーリー(その13) ~お見送り

2017/01/20

 

お二人がそれぞれの道へと向かわれるのを、お見送りします。

 
【 納品完了 】

 
「これですっきりしたわね」

 

全ての説明が終わって、4者それぞれが安堵の沈黙にあったところを、破ったのは奥様でした。

 

「ありがとうございました」とのFさんのお言葉に、私は「お役に立てて幸いです」と申し上げ、封筒に入れた鑑定評価書をお渡ししました。

 
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「雨は上がったようですね」

 
代表鑑定士が席を立ち、お二人の傘を手にすっかり暗くなった外へと出ました。

 

 
傘を手渡しながら、「また今後も何かありましたら、どうぞご連絡下さい」と申し上げた代表に、奥様は、「ふたたび財産分与でお世話にならないよう、男の人には十分気を付けますね」と、いたずらっぽい笑みを浮かべて、そのまま、足早に錦糸町駅へと向かわれました。

 

 
取り残された形となったFさんが、苦笑まじりに「やれやれ。私は車を拾って大手町に戻ります」とおっしゃったところにタクシーの灯りが見えてきました。

 

 

私は急いで手を上げてタクシーを掴まえ、Fさんをお見送りしました。

 

 

<この項終わり>

 

 

 

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