2015/03/29
不動産鑑定士・伊藤由美子です。
賃料減額交渉に成功したAさんのストーリーの続きです。
【 「意見書」の内容 】
1週間後、「意見書」が出来上がった、と連絡があったので、まず原稿をPDFファイルで送ってもらうことにしました。
「意見書」には、最初に店舗建物がある土地の面積、店舗建物面積や契約面積、日付などが示されたあと、以下のような内容が書いてありました。
●市場賃料(正常家賃)とは、
①周辺の地域相場を基礎として、
②対象建物の存する近隣の地域特性を分析のうえ、
③建物の個別性(建物グレード・築年・規模・位置等)を織込んで把握されるもの
であること
●周辺店舗の地域相場を捉えるための、最近成約した賃貸事例、現在募集中の事例との比較
●私の飲食店と、事例店舗との地域の格差についての説明
(平日夕刻の一定時間内で人通りがどの程度異なるかの調査など)
そして、事例を客観資料とし、地域の違いや建物の違いといった様々な格差を反映して、私の店の妥当な市場賃料(正常家賃)が算出されていました。
いくつか、難しいと思った言葉については、電話で説明してもらいました。
不動産鑑定士の出した賃料は、オーナーが改定希望額として出してきた金額はもとより、私が思っていた通り、現在の賃料よりも低く、私としては十分に納得がいく金額でした。
原稿の内容で、「意見書」を発行してもらいました。
<次回に続く>
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