不動産鑑定士になるには その⑤ ~論文式試験

2020/08/18

 
不動産鑑定士・伊藤由美子です。

今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、10月中旬に実施予定である不動産鑑定士試験・論文式試験ですが、例年は、8月上旬の土曜日~月曜日に東京都・大阪府・福岡県の3都市で実施されます。

受験資格は不動産鑑定士試験・短答式試験の合格者です。

 
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試験は民法経済学会計学不動産の鑑定評価に関する理論(鑑定理論)の4科目です。
 

最初の3科目は教養科目鑑定理論が専門科目の位置付けで、教養科目はそれぞれ大問2問・試験時間2時間・配点100点であるのに対し、鑑定理論は大問4問・試験時間4時間・配点200点および演習1問・試験時間2時間・配点100点、となっています。

 
 
論文式試験全体でみると、試験時間、配点ともに、教養科目が1/2・専門科目が1/2の割合であり、深い鑑定理論の学びなくしては合格できない試験となっています。
 
 
真夏の連続する3日間に、以下の時間割で6コマの試験があります。
 

<1日目>

(1)民法 10:00~12:00
(2)経済学 13:30~15:30

<2日目>

(1)会計学 10:00~12:00
(2)不動産の鑑定評価に関する理論・論文 13:30~15:30

<3日目>

(1)不動産の鑑定評価に関する理論・論文 10:00~12:00
(2)不動産の鑑定評価に関する理論・演習 13:30~15:30

 
 
合格基準点は、総合点で概ね6割を基準に土地鑑定委員会が相当と認めた得点とされます。

ただし、総合点のほかに各試験科目について一定の得点が必要になります。
 

10月中旬に、国土交通省および各都道府県庁での掲示と国土交通省ホームページへの掲載で、合格が発表されます。
 
論文式試験の各科目の試験内容については、次回以後のブログでご説明してまいります。
 
 

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