2021/10/19
不動産鑑定士・降矢等です。
以前ブログにて、公益財団法人メトロ文化財団が、メトロ沿線地域での伝統工芸・芸能、文化遺産、祭り、などの展示・紹介をしているEchika池袋ギャラリー(有楽町線池袋駅と副都心線池袋駅をむすぶ通路)ついて取り上げました。
同ギャラリーにて、今月は台東区の文化・歴史・芸術についてのパネル展が行われています。
「いきいきTOKYO夢職人」と題された展示では、江戸手描提灯と彫刻看板の職人の方がそのこだわりを語っています。
展示は10月28日(木)までです。
台東区は長く公的評価を担当させていただいている地域です。
当地の伝統に根差した魅力を、より多くの方に知っていただきたく思っております。
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さて、年初の台東区の地価の状況は、
商業地平均が昨年は+14.9%の上昇を見せていたところ、今年は-4.0%という大転換となりました。
増え続けていた訪日観光客が一挙ほぼゼロとなり、大きく減退してしまった区内での飲食や宿泊の需要はその回復時期が今も見通せません。
( 【令和3年地価公示】台東区・墨田区・江東区について ブログより )
といった状況でした。
外国人観光客が戻っていない状況はいまも変わらないですが、ワクチン接種が進展し感染状況が落ち着くなか、商業エリアの人通りが平日でも増えてきました。
物販については業況の改善も見られる一方で、飲食はまだ難しい環境が続いています。
土地取引に目を向けますと、エリア全体としてコロナ後を見据えた売買が活発になってきています。
とくにマンション用地需要は旺盛です。
このような状況より、浅草や上野に所在する区内一等地を点でみるとコロナ以前の状態に復帰したとは言い難いですが、区内全域を面として捉えると明るさが感じられる、というのが私が肌で感じております台東区のいまの不動産市況です。
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