2020年5月、多摩川河川敷の様子

2020/05/26

 
不動産鑑定士・伊藤由美子です。

昨夜、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全国で解除となりました。

私は本日も在宅勤務をしておりますが、さきほど昼食を買いに外へ出てみたところ、街を行き交う人たちの表情は心なしか晴れやかでした。
 
緊急事態宣言の発出後、徒歩圏外に出るのは最低限としてきました。

引き続き混んだ場所や時間を避けるなど、新しい生活様式に則りながら、徐々に日常生活の幅を広げていきたいです。

 

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さて、今月の数少ない外出に、東急田園都市線・高津駅近くの物件の現地調査がありました。

調査後の帰りの電車は、多摩川を渡って隣の二子玉川駅から乗ることに。
 
 
途中で川原に降りてみましたが、雨がいまにも降りそうな日で、川べりを散歩をされている方はごく少なく、とても静かでした。
 
 
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河川敷で黙々とお仕事に取り組まれていたのは、復旧工事の関係者の方たちです。

昨年10月12日~13日に日本列島を襲った台風19号によってこのあたりは冠水。

河川敷にある野球場、サッカー場といったスポーツ施設や、ピクニック広場、駐車場など幅広いエリアが被害を受けました。
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周辺に残る木々の様子からもすさまじい風雨だったことが見て取れます。
 
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兵庫島公園の一角については今週末で工事が終了するとのことですが、全体の復旧にはまだ少し時間がかかりそうです。
 
 
 
 
 
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さらに川縁を歩いていると、不思議なでっぱりがあることに気がつきました。
 
 
 
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「水制」でした。

水制とは、海岸や河川の水の勢いを弱め海岸や川岸が削られるの防いだり、流れの方向を整えるために水中に設ける工作物です。
 

古くからある治水技術のひとつで、その形によって「象の鼻」や「天狗の鼻」との呼称がついていたとか。
 
 

昔の人も現代人も、暮らしの近くにある水と向き合い続け、これに終わりはなさそうだ、と思えます。
 

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なお、台風19号では、多摩川の上流地域で土砂災害も発生しました。
 

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もろもろのリスクへの備えを固めつつ、梅雨入り前のひとときを安らかな気持ちで過ごせたら、と願っております。

 

 

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