2019/10/29
不動産鑑定士・降矢等です。
以前ブログに書きました、江東区と大田区の中央防波堤埋め立て地をめぐる争いについて、その後のご報告です。
中央防波堤埋め立て地 ~江東区 VS 大田区 帰属争いの背景
1973年に東京都が埋め立てを開始して以来、江東区と大田区がともに歴史的経緯を理由に100%帰属を求めたため、どこの区に属するかが決まらないままできた中央防波堤埋め立て地でしたが、2017年、東京都が調停案を提示したことがひとつの節目に。
調停案は、約500ヘクタールの土地のうち13.8%を大田区、86.2%を江東区とする内容でした。
しかし大田区はこれを受け入れず、江東区を提訴。
・・・裁判が始まって、2年近くが経ちました。
2019年9月20日、東京地裁は全体の20.7%を大田区、79.3%を江東区とする判決を言い渡しました。
同26日に江東区、10月3日に大田区がそれぞれ判決の受け入れを表明。
半世紀近くに及ぶ懸案は、東京オリンピック・パラリンピックの晴れ舞台となる日の前に、解決をみました。
それぞれの区民の方にはまだ複雑な思いもおありでしょうが、都民の立場としては、本当に良かったと思っております。
判決によって画定された境界では、五輪でボートやカヌーの会場となる「海の森水上競技場」や馬術が行われる「海の森クロスカントリーコース」などの競技会場は全て江東区に属することになります。
コンテナ関連施設など港湾関連用地や埠頭用地は大田区の帰属です。
土地の帰属がはっきりしたことで、エリアの特性を活かした当地および周辺の開発に弾みがつくことを期待したいです。
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