2018/06/22
不動産鑑定士として、日々気に掛けている埋蔵文化財。
世田谷区立郷土資料館の展示会「遺跡調査速報展 低地の縄文集落と横穴墓」にて、外環道(東京外かく環状道路)・東名ジャンクションの予定地で発掘された品々を目にする機会を得ました!
旧石器時代~中近世の集落跡(中心となるのは縄文時代)である田直遺跡からは、旧石器時代の土器、縄文土器、石器、土製品、須恵器、陶磁器などが出土していました。
15000年という想像が及ばない昔にこのあたりに住んでいた人たちがいて、彼らが使っていた品々を介して過去と今がつながる…
こうして書いているブログも含め、万事がデータ化へと向かっている現代ですが、形あるモノの持つパワーを感じました。
合計17基の横穴墓が発掘された古墳時代の殿山横穴墓群については、区民による保存活動運動を受け、3号墓だけは現状保存されることになったそうです。
出土品は、人骨のほか、直刀、須恵器、管玉、切子玉の数々でした。
左の写真は、3号墓から出土したという切子玉は思わずその美しさに目を奪われました。
ここはデパートのアクセサリー売り場?と錯覚してしまいそうになるシックな3点。
まじまじと眺め続けてしまいました。
世田谷区では、多摩川の水と緑に恵まれた自然条件のもと、約35000年前から人々が生活していたそうです。
そんなはるか彼方の生活の一端を見せてくれる埋蔵文化財。
土地開発と保護のバランスを保ちつつ、埋蔵文化財が今後も守られ、存在し続けてくれればいいなと思います。
外環道が周辺不動産及ぼす影響を注視しております↓
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