法改正で地籍調査を円滑・迅速に

2020/10/06

 
FRAコンサルティング代表鑑定士の降矢等です。

本日のブログは、前回ブログの続編となります。
 
「土地基本法等の一部を改正する法律案」の改正の二つめの柱には、地籍調査の円滑化・迅速化が掲げられています。
 

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高齢化社会の進展にともない、所有者不明土地問題がクローズアップされるようになっています。
 
東日本大震災の復興事業において所有者不明土地によって事業が阻まれるケースが発生し、今後も激甚化する自然災害の脅威を避けられないなか、官民の危機感が高まりました。

 

 
境界を確定し、きちんと登記をする。そうすることで、所有者不明土地を発生させない
 

その方策として、

・令和2年度からの新たな国土調査事業十箇年計画の策定

・調査手続の見直し…所有者探索のための固定資産課税台帳等の利用、所有者等からの報告徴収、地方公共団体による筆界特定の申請など

・地域特性に応じた効率的調査手法の導入…都市部における官民境界の先行的な調査、山村部におけるリモートセンシングデータを活用した調査など

が決定され、国土調査法をはじめ関係する法律の改正が行われることになりました。

 

「土地基本法等の一部を改正する法律案」を閣議決定(出典:国土交通省ホームページ)

 
 
地籍調査については、過去にブログ記事としておりますのでご覧下さい。
 

【地籍調査ブログシリーズ】

都市部(東京・世田谷)での地籍調査について、3年間を振り返ってお伝えします
登記所にある土地図面の半分は不正確!? 正確にするのが地籍調査です。
地籍調査とは その① ~概要とメリット
地籍調査とは その② ~進捗状況・山村部での地籍調査
地籍調査とは その③ ~都市部での地籍調査
地籍調査とは その④ ~都市部(東京・世田谷)の地籍調査の実際
地籍調査におけるハードル その① ~「面積のズレ」が必ず生じます
地籍調査におけるハードル その② ~「筆界未定」を避けるために
世田谷区での地籍調査の実体験① ~3年間の流れ
世田谷区での地籍調査の実体験② ~地籍調査説明会
世田谷区での地籍調査の実体験③ ~第1回目立会 ~測量作業
世田谷区での地籍調査の実体験④ ~第2回目立会
世田谷区での地籍調査の実体験⑤ ~マンション所有者(土地共有者)の反応
世田谷区での地籍調査の実体験⑥ ~地籍簿・地籍図作成 ~筆界案返答書送付
世田谷区での地籍調査の実体験⑦ ~地籍簿・地籍図の閲覧 ~都・国の承認 ~登記 ~終了通知
地籍調査の成果が反映される書類・図面について(地籍調査の効果)
地籍調査と相続登記 …私たちにできること

墨田区での地籍調査は「街区調査」より

 

 

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