2019/10/11
FRAコンサルティング代表の降矢等です。
先月、大阪に出張してきました。
お付き合いのある公認会計士の方よりご紹介を受けた企業不動産の案件で、親会社から子会社へと工場を売却されるにあたっての、適正時価の鑑定評価でした。
関係会社間での不動産の譲渡では、適正時価であることの客観的証明を伴う取引、すなわち鑑定評価金額に基づく取引とすることで、投資家・債権者等のステークホルダーや監査法人への説明に十全を期し、税務トラブル(税務当局からの低廉譲渡との指摘)の発生を抑えることができます。
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法人企業の多くは広い地域、ときに全都道府県で事業活動をなさっているものですから、本社所在地のみならず全国各地にある不動産について評価をご依頼くださいます。
そのため弊社鑑定士は全国津々浦々にお伺いし、それぞれの地方の特徴・不動産市場の構造について知見を深めてまいりました。
大阪は、定期的に再評価(過去に鑑定評価等のご依頼をいただいた不動産についてふたたび評価を行うこと)のご依頼を受けている物件があって、よく出張する街のひとつです。
ソバ文化で育っている江戸っ子の私にはウドン文化が新鮮で、名店開拓などもしてみたいのですが… 時間に追われて目についた店に駆け込んでいてばかりいます。
さて、その大阪では、この秋、ミナミ・キタのそれぞれで、注目を集める動きがありました。
ミナミでは、9月20日に大丸心斎橋店本館が改装オープンしました。
呉服店として開業して以来、300年近く地域のシンボル的存在となってきた同店。
86年ぶり、約4年を費やした建て替え事業では、「世界が憧れる、心斎橋へ。」のコンセプトのもとに店舗開発が進められたそうです。
キタでは、10月1日、阪急電鉄・阪神電鉄が、「梅田」駅を「大阪梅田」駅へと変更。
「梅田」駅はJRの「大阪」駅と隣接しており、大阪中心地に位置していますが、地元の方以外にとっては位置関係がわかりづらく、これを改善する措置です。
電車の行先表示も、もう変わっているはずですね。
いずれの取り組みにも、訪日外国人観光客の急増が大きく影響しています。
ミナミの外国人に人気のエリアでは、東京の浅草と同じように、宿泊施設や物販店等の需要が逼迫、キタでも旺盛なオフィス需要に供給が追い付いておらず、賃料上昇と空室率の低下が続きます。
東京オリンピック・パラリンピックのあとに控えるビッグイベントは、大阪万博です。
これからも、大阪からは目が離せません。
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