2019/01/25
降矢等です。
ここまで数回のブログで、不動産テックと不動産鑑定士の仕事について書かせていただきました。
急成長中といわれる不動産テックですが、日本でも、世界でも、不動産業界へのテクノロジーの導入は、金融などに比べ後れを取っています。
学生時代に統計学を学び、テクノロジーには興味を抱き続けてきましたので、今後の大変革(パラダイムチェンジ)の到来が楽しみです。
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不動産価格査定のシステムは、データが豊富な集合住宅(マンション)についての運用を皮切りに、他の類型へと広がりを見せていくことと思われます。
借地権や底地、借家権や立退料、継続賃料、といった一般にデータが少なく個別性が強い類型については、一定の評価基準は存在しているものの、その評価技術は不動産鑑定士おのおのに属人化しています。
AIにそういった不動産評価について学習させるとなったときには、私の30年の鑑定経験が、なにかしらお役に立てる場面があるでしょうか…?
テクノロジーへの期待の一方で、皆さまの不動産の問題の解決に真に資するためには、ヒューマンな部分が重要、との考えは変わりません。
お話をうかがって課題を解きほぐすこと、お悩みの方に寄りそうこと、そして協力し合うことは、人だからこそできることです。
お客さまとのコミュニケーションを大切に、他の専門家等の方々とも協力して、不動産鑑定士としての職務を果たしてまいります。
ご相談はもちろん、連携・協業なども、どうぞお気軽にご連絡(電話:03-3626-5160)ください。