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FRAコンサルティングの伊藤です。

本日は、都内最長のアーケードを備える商店街(パルム)がある街、武蔵小山(品川区)の再開発について取り上げたいと思います。

 
 
以前のブログの中で、弊社代表の降矢が、

再開発事業は、ひとつの案件の着手から完了まで10年以上を要します。
商業コンサルタントとともに鑑定会社も数年間にわたり業務を担うことが珍しくありません。

不動産鑑定会社の主な仕事は、不動産の権利変換をするために、再開発工事前の「従前資産」と予定される再開発施設完成後の「従後資産」の価値を鑑定評価することですが、再開発では価格や賃料はもとより、借地権や借家権、立退料など、あらゆる種類の価値評価が求められる場面があります。

と記しました。

 
武蔵小山を例としてみると、市街地再開発には、新たな土地開発とは異なり、事業の開始から完了まで大変長い時間がかかることの実感が湧きます。
 
 
現在、武蔵小山駅の南東では、以下5つの市街地再開発事業が進められています。

< >内の年月日は「再開発準備組合」 (再開発手続を行う準備のために再開発予定区域内の地権者が任意に組織する、「市街地再開発組合」の前身団体) の設立日です。

 

12~武蔵小山駅前~

武蔵小山駅前通り地区 <2005年7月31日>
→2021年4月 シティータワー武蔵小山 竣工(地上41階建・506戸)

武蔵小山パルム駅前地区 <2007年8月7日>
→2019年9月 パークシティ武蔵小山 竣工(地上41階建・624戸)
 
両タワーマンションの低層階は、商業施設や公共施設
武蔵小山パルム駅前地区の再開発組合は、2022年3月に解散の予定
 
また、武蔵小山駅前通り地区の隣接地では
武蔵小山駅東C地区 <2021年1月28日> の計画が始動
 
 
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~武蔵小山商店街パルム沿い~

小山三丁目第1地区 <2012年5月11日>

小山三丁目第二地区 <2018年3月5日>

→2022年市街地再開発組合設立、2029年度建物完成 が目標
 
3つのタワーマンション(計約2000戸)が、アーケードをまたく形で建設される予定
アーケード街に面する2階店舗の前には通路を設置して回遊できるようにする予定
 
 
 
・・・いかがでしょうか? 小さな子どもが大人になるほどの年月を要する長期プロジェクト、です。
 
なお、武蔵小山地区再開発のより詳しい経緯・最新情報につきましては、”武蔵小山商店街パルム 再開発ニュース”とネット検索をしていただくと、品川区・都市開発課が発信する再開発情報レターが集約掲載されているページが表示されますので、そちらをご参照ください。
 
 
商店街を残しながらの大規模再開発事業は大変珍しい試みです。

アーケード商店街の近くで育った者として、挑戦を応援していきたいです!

 
 
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