(その4)

不動産鑑定士・伊藤由美子です。

テナントに立退料を支払って老朽店舗を建て替えることになった、Cさんのストーリーの続きです。

 

【 FRAコンサルティングとの打合せ 】

57cd957d74fae3c582831202a62b2f53_s

月曜日の午前中、うちの物件と道を挟んだ向かいのビル1階にある喫茶店にて、私、借り主、不動産鑑定士の3人で面談しました。

鑑定士から、立退料の算定は「不動産調査報告書」、「意見書」の2つの書式のいずれかで行うことができるといわれ、それぞれの書式の費用見積りが示されました。

 

 

今回の評価にかかる費用はオーナーの私の負担です。やはり費用はなるべく抑えたいので、不都合がないようなら「意見書」で、と希望しました。

 

オーナーとテナントが良好な関係になく、立退きを巡って裁判になる可能性もあるような場合には、訴訟に対応できる「不動産調査報告書」としておいたほうがよいそうですが、長年の付き合いで実の娘と父親のようにすら見える私と借り主の様子に、鑑定士は、「意見書」で問題なさそうですね、と微笑みました。

 

「意見書」の内容が固まり金額が出るまで、だいたい3週間程度となる見込みとのことです。

 

面談終了後、鑑定士は店舗の内部や備品、外部の状況を細かく見て回り、様々な角度から写真を撮っていました。
午後は、市役所での調査や、大阪府の不動産鑑定士協会での調査、市内の不動産業者への聞き取り調査などを行ってから帰京するとのことでした。

 

<次回に続く>

 

立退料評価、数多く行っております↓

**◇◆どうぞお気軽にご相談下さい◆◇***************************

ウェブフォームはこちらです ⇒ www.fra-c.co.jp/contact/

お電話、土日祝日もお受けします! ⇒ 03-3626-5160

【初回ご相談無料】 株式会社FRAコンサルティング

***********************************************************