不動産鑑定士・伊藤由美子です。

不動産鑑定士となるには、「不動産鑑定士試験」「実務修習」、2つのステップをクリアすることが必要です。
 

◆不動産鑑定士試験

短答式・論文式の2段階選抜方式で実施されます。

短答式試験・・・5月中旬試験、6月下旬合格発表。近年の合格率は30%強。
論文式試験・・・8月上旬試験、10月中旬合格発表。近年の合格率は15%弱。

短答式試験の合格者が、論文式試験の受験資格を得られます。
(短答式に合格したその年、翌年、翌々年、と論文式は3回受験可能です。)

 
◆実務修習

不動産鑑定士試験(短答式・論文式)に合格後、所定の機関で修習(研修)の受講を終えて、修了考査に合格すると、不動産鑑定士登録が可能になります。

 
 

2-472037_s

「不動産鑑定士試験」については、今後のブログで順次詳しくお伝えしていきますが、ここで「実務修習」につき簡単にご説明をいたします。
 
実務修習は、不動産鑑定士に必要となる技能および専門的応用能力を習得することを目的としています。

修習期間には1年コースと2年コースがあり、受講者が選択します。
 

◇不動産鑑定評価の実務に関する講義(eラーニング形式で16科目を受講)

◇基本演習(集合研修)

◇実地演習(日本不動産鑑定士協会連合会が認定した実地演習実施機関にて、指導鑑定士の指導のもと、13類型の鑑定評価報告書を作成)

の、修習課程を終えて、

◇修了考査(口述式・記述式)

に臨みます。
 
 
なお、弊社は上記の実地演習実施機関に認定されております。

代表鑑定士の降矢は、指導鑑定士を長年務め、私を含め20名以上の研修生を不動産鑑定士へと育成してまいりました。

実地演習は今後も積極的にお引き受けします。
 
 
不動産の鑑定評価、不動産鑑定士制度についてご不明な点がおありの際は、お問合せフォームまたはお電話(03-3626-5160)にてお気軽にご質問ください。