不動産鑑定士・伊藤由美子です。

令和のスタートから1ヵ月が経ちましたが、先日、令和初日の2019年5月1日時点において、人口について川崎が神戸を抜いた!とのニュースが報じられました。

川崎市と神戸市は、いずれも政令指定都市の指定を受けた大都市です。
 
政令指定都市とは、地方自治法で「政令で指定する人口50万以上の市」と規定されている都市をいいます。

「政令市」「指定市」とも称され、地方自治法では「指定都市」と表記されています。

 

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現在、以下の20市が政令市に指定されています。

札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、川崎市、横浜市、相模原市、新潟市、静岡市、浜松市、名古屋市、京都市、大阪市、堺市、神戸市、岡山市、広島市、北九州市、福岡市、熊本市

 

 

これら政令市には、一般の市では都道府県が行っている事務の一部を行っている、市域を複数の行政区に分けて区役所を設置している、といった特徴があります。
 
このような特徴によって、行政サービスの効率化や迅速化、地域の実情に応じたまちづくりを図ることができます。

 
政令市についての詳しい情報は、指定都市市長会ホームページ がわかりやすいのでご覧になってみてください。

 

さて、平成最後の基準日・2019年4月1日時点における政令市の人口ランキングは、

1位 横浜市(374万人)
2位 大阪市(273万人)
3位 名古屋市(232万人)
4位 札幌市 (197万人)
5位 福岡市 (159万人)
6位 神戸市 (1,522,635人)
7位 川崎市 (1,522,241人)  でした。

 
それが5月1日時点には…

川崎市が1,526,630人で6位、神戸市は1,524,749人で7位、と順位が入れ替わりました!
 
報道によると、この結果を受けて、

川崎市の福田紀彦市長は「令和の最初の日に6位となったことの喜びを市民と分かち合いたい。新時代も安心して暮らせる持続可能なまちを築いていきたい」

神戸市の久元喜造市長は「残念なこと。人口減少対策への取り組みが十分ではなかったと申し訳なく思っている」
とコメントをされているそうです。
 

今回の順位逆転の背景にはなにがあったのでしょうか?
川崎・神戸それぞれのまちの変化について、次回以後続けてブログ記事としてまいります。
 

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