不動産鑑定士・伊藤由美子です。

賃料増額交渉に成功したBさんのストーリーの続きです。

 

【 テナントとの交渉 2 】
5日後、再度、話し合いをしました。

先方の社内検討の結果、10%の賃料増額に応じるとのことです。

鑑定評価書の評価額にはとても及びません。

 

私は、粘りました。
何とか、鑑定評価書にあるテナント・オーナー双方の事情を反映した、妥当な賃料を実現したい、と訴えました。

 

重い空気が流れます。
テナント側の担当者の一人が、少し席を外します、といって部屋から出ました。
どうやら、上司に電話を掛けに行ったようです。

戻ってきた彼は、2、3日時間を頂いて、改めてご連絡させて下さい、と言いました。

 

 

2ffd7b1f3cb63a52f9418ba6bf6ad65a_sそれから、3日後。
テナントから連絡が入りました。

25%の増額でどうでしょうか、とのことです。

 

しばらく考え… 合意します、と答えました。
訴訟や退去に至らないぎりぎりのところ、だと思えました。

 

 

市場賃料からすれば低くはありますが、訴訟となったときの費用、新テナント募集の手間や入れ替えに伴う建物への追加投資を考えれば、ここで手を打つべきだろうと私は考えました。

 

鑑定評価書を取得したことで、冷静に交渉を進めることができ、減額の不安が増額の喜びに変わりました!

 

<この項終わり>

 

 

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