不動産鑑定士・伊藤由美子です。

賃料増額交渉に成功したBさんのストーリーの続きです。

 

【 「不動産鑑定評価書」の内容 】

3週間後、「不動産鑑定評価書」の冊子が手渡されました。
50ページに及ぼうかという、厚みのあるものでした。

不動産鑑定評価書

不動産鑑定評価書

「不動産鑑定評価書」は、大きく3つの部分から構成されていました。
A.評価対象不動産の数量や評価の前提をまとめた部分

登記簿謄本の内容や、契約書に基づく契約面積、契約日等のほか、

●継続賃料とは、
不動産の賃貸借等の継続に係る特定の当事者間において成立するであろう経済価値を適正に表示する賃料

であることが書かれています。

 

 

B.評価を行うための情報とその分析部分

経済情勢、横浜市の物件がある区の概況、地価の動向、契約時から今までの毎年の地価の変動率、土地や店舗の売買マーケット・店舗賃貸のマーケットの状況、対象建物や土地の現在の状況、対象不動産にかかる法令や契約書で決められている内容、などが詳しく説明されています。

 

C.評価(計算)部分

4つほどあるという継続賃料を求める方法のうち、3つを使って、まず3通りの賃料が出されています。

●差額配分法
●利回り法
●スライド法

その3通りの賃料を分析・調整した上で、最終的な継続賃料の額が鑑定評価額として決定されています。
読み応えある鑑定評価書を手にして、私の不動産にはこれだけの価値があるのだ!と力が湧くのを感じました。

 

<次回に続く>

 

 

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