FRAコンサルティング・伊藤です。

 

突然ですが、外環道・東名ジャンクション予定地で、古墳時代の遺跡が発見されたことをご存じでしょうか?

 
外環道(東京外かく環状道路)は、都心から約15㎞の地点で放射道路を相互につなぎ、首都圏の渋滞緩和、環境改善や円滑な交通ネットワークを実現する重要な役割を担う道路として整備が進められています。

 

 

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総延長約85kmのうち、現時点で約34kmが開通済み。

 

関越道から東名高速までの約16㎞の区間が現在事業中ですが、東名高速と接続する東名ジャンクション(世田谷区大蔵5丁目)の工事地にて、2015年6月~7月、偶然17基もの横穴墓群(殿山横穴墓群)が見つかったのです。

 

 

考古学でいうところの「遺跡・遺構・遺物」は、”地中に埋まっている文化財”ということで、文化財保護法では「埋蔵文化財」とよばれます。

 

開発事業にともなう埋蔵文化財の発掘調査について、文化庁『埋蔵文化財関係統計資料-平成28年度-』をみると、調査費用総額に占める事業種別の割合では道路事業が全体の過半となっていました。

 
殿山横穴墓群については、2015年8月~10月まで発掘調査が実施され、人骨のほか副葬品の数々(鉄製品、装身具、須恵器など)が出土しました。

 

 

5b20180501160600002018年4月~5月、この殿山横穴墓群と、同じく東名ジャンクション工事で発見された田直遺跡(旧石器時代~中近世の集落跡)からの出土品の公開展示が世田谷区内であり、足を運びました。

 

不動産鑑定士にとって、実は「埋蔵文化財」はとても身近なもの。業務の上では日常用語です。

 
けれども、鑑定の仕事を初めてからその現物を意識的に目にしたのは、今回が初めてかもしれません。

 

 

 
「埋蔵文化財」に関して、本日より数回ブログをお届けしてまいります。

 

 

 
開発事業に伴う鑑定ニーズにお応えしてまいりました↓

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