説明会に続いて行われる第1回目立会(境界等の事前調査立会)は、測量に入る前に区が民間の資料を収集するための現地立会いです。
境界位置認識についての聴取や、隣地所有者同士での「民-民」境界取り決めに関する書類・建物建築時の図面等の収集を行い、測量の参考情報とするそうです。
(なお、自治体によっては、公的資料のみで測量を進めるところもあるとのこと。)
地籍調査対象地上の我が家はマンションで、第1回目立会は、マンションの管理会社と管理組合により対応がなされました。個々の区分所有者の出番はありませんでした。
市区町村による測量作業は、以下の手順で進みます。
(先月のブログ、地籍調査におけるハードル その① ~「面積のズレ」が必ず生じます に書いた内容を再掲します。)
<観測値を求める>
地籍調査の工区を面的に観測し、全体の面積を求めます。
これには「座標」が用いられます。
「座標」とは、緯度および経度に関連した位置情報で、GPS衛星を利用した高精度の測量技術により求められます。「座標」を土地の各境界点に設定することで、地球規模で位置の特定が可能となります。
<計測値を求める>
土地所有者立会いで確定された境界に基づき、不動産登記簿に登記されている土地ひと筆ごとに、最新の測量技術で計測を行い、一筆ごとの面積を求めます。
<観測値と計測値を調整し、面積を決める>
面的に工区を観測した値に対して、筆ごとの計測値を積み上げた工区全体の値には、どうしてもズレが生じます。このズレを工区内の筆それぞれに割り振る調整を行って、地籍調査による面積を決めます。
**◇◆どうぞお気軽にご相談下さい◆◇***************************
ウェブフォームはこちらです ⇒ www.fra-c.co.jp/contact/
お電話、土日祝日もお受けします! ⇒ 03-3626-5160
【初回ご相談無料】 株式会社FRAコンサルティング
***********************************************************