こんにちは。FRAコンサルティング不動産鑑定士の池田です。

 

本日から3回のブログシリーズで、東日本大震災の際には世界で最も多くの義援金を送っていただいた「台湾」について、不動産評価に必要な視点からアプローチしてみます。

 
台湾1

台湾は東京(羽田・成田)から飛行機で約3時間半とアクセスも良く、また航空便数も大変多いため、皆さまの中にもご旅行された方が多くいらっしゃるかと思います。

観光地やグルメの話題については、他のブログやサイトにたくさん掲載されているため、そちらにお任せしたいと思います。

 

 

まず台湾の基本情報を見てみましょう。

 
◆面積:36013.73㎡(中華民國統計資訊網)

日本の九州(36782.37㎡)とほぼ同じで沖縄島(1,206.98㎡)の約3倍の面積です。

ちなみに北方領土である択捉島は3,166.64㎡(それぞれ国土地理院に基づく)で、こちらもほぼ台湾と同じくらいの面積なのですね。

 
◆人口:23,346,728人(2015年 中華民國統計資訊網)

同規模の九州が7県合わせて13,059,000人(平成26年国勢調査人口推計)と比較すると、人口密度が高いことがわかります。

 

台湾は6つの直轄都市と3つの省轄市、13の県に区分されています。

その中で6つの直轄都市に16,190,138人と台湾全土の約7割が集中、さらに台北市や新北市を中心とした北部エリアに8,781,234人と約4割が集中するといった状態となっています。

 
1998年以降、台湾全土としては年平均で0.4%ずつ人口が増加しており、対1998年比で6.7%の増加となっております(図1)。

 

台湾2

<図1 中華民國統計資訊網を参考に筆者作成>

6つの直轄都市の人口推移をみてみます。

台湾の空の玄関口である台湾桃園国際空港がある桃園市が年平均1.4%、1998年比27.5%でトップの人口増加率、新北市の年平均0.8%、1998年比で14.8%となっており、台北市を中心としたエリアの人口増加の伸びが顕著となっています。

それに比べて南部の高雄市、台南市はいずれも1998年比で3%以上の増加はみせてはいますが、北部に比べると低い推移となっています(図2)。

 

台湾3

<図2 中華民國統計資訊網を参考に筆者作成>

 
(つづく)

 

 
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