不動産鑑定士・伊藤由美子です。

 

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旅出ちの前はもちろん、どこに行こうかを考える段階から、渡航先の物価は気になる情報です。

 
まずは、2017年1月5日の日本経済新聞より。

『フィリピン政府は5日、2016年の消費者物価指数(CPI)上昇率が1.8%だったと発表した。フィリピン中央銀行のインフレ目標の2~4%の下限を下回った。2016年のCPI上昇率は前年より0.4ポイント拡大した。ペルニア国家経済開発庁長官は「原油価格の上昇などが見られるものの、17、18年のインフレ率も目標の範囲に収まるだろう」と述べた。』

 

 

インフレ率が安定的に推移し、物価に関してフィリピンは健全な状態にあるようです。

 
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旅をして、フィリピンの物価水準はフィリピン国産品については日本の同等品の1/2~2/3の価格水準だと思いました。

 

人件費のコスト割合が高いもの、例えばタクシーや美容サービスの価格は日本の1/5以下ではないかと…
これには、フィリピン国内の所得格差や高い貧困率が関係していそうです。

 

 

所得格差を示す指標であるジニ係数は、近年でも社会騒乱が起きる目安とされる40%を超えています。
また、人口に占める貧困層の割合である貧困率も、近年緩やかに低下傾向にあるものの、いまだ近隣諸国と比べて高い20%超の水準となっています。

 
体験した朝食価格の事例を挙げます。

フィリピン・ファーストフードの雄、ジョリビーでの3名の朝食が、170ペソ(約370円)
セブ市内で一番のホテルビュッフェだというマリオットでの3名の朝食は、1850ペソ(約4000円)

 
ジョリビーの価格と人気振りにはびっくりしました。
一方、マリオットの朝食を悠然と楽しむフィリピン人ファミリー達の姿も印象に残っています。

 

 

 
特に賃料の評価では、物価動向が重要ファクターです。↓

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