富裕層の思考を理解して、鑑定評価に反映します。

 

 
【 高級住宅、建物の市場性の考え方 】

 
高級住宅のマーケット分析や、土地評価で持つべき視点について、ここまで話してきました。

 
次は、今回の評価対象「特に名高い高級住宅地にある築7年の住宅」の、建物評価で迷いそうな点についてみていきます。

 
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高級住宅と言えば、広い床面積を持ち、デザイン、部材、施工、それぞれの質にこだわった住宅というイメージがまず浮かびますね。

 
内部を歩けば、充実した設備や造作家具があることに加えて、照明や空調にも配慮が行き届き、坪庭やウッドデッキが設置されているかもしれない。

 

 

築7年だと、まだ十分に使用可能な状態のはずです。おそらく建物の基本的なところは残し、別途費用をかけてリフォームというか、リノベーションによって大幅改造することを前提に購入を検討する方が多数を占めるでしょう。

 

ただ、今回は「超」高級住宅と言っていいレベルの物件で、いくら資産価値ある高級資材が使われていても、人によってはそんなことは関係なく、自身の意匠にこだわり、気に入らないから解体して新築する、という場合があるかもしれません。
 
ステイタスを誇る高級住宅の購入を考える層は、桁違いの資力があって、個性を何より大切にするという方が多い点も特徴だから…

 

 
こういったことを踏まえると、築浅の中級・普通住宅であれば、こだわりが過ぎた設備・仕様の中古物件は、使い勝手の問題やランニングコストが余計にかかることから、市場性をマイナスに見て市場性減価をする必要があるけれど、超高級住宅については、前提が異なるため、通常はこの点について減価の必要はないと言えます。

 

 
<次回に続く>

 

 

 

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