裁調3
不動産鑑定士・降矢等です。

本日は、前回に続き離婚に際しての財産分与の案件で、 「不動産価格意見書」 で相手方の納得を得ることができた、裁判にかかる成功事例をご紹介します。

なお、プライバシーに配慮し、事例は一部改変をしております。
 
 

ご依頼者は、弊社のお取引先関係者の方です。

ご主人との離婚後にご自宅を単独所有するので、その際ご主人に支払うべき金銭の額の確定のために、自宅時価を把握したいとのこと。
 

評価対象物件は東京都内・都心3区に存する、マンションです。
 
離婚することは3年ほど前に合意なさり、その際に「不動産調査報告書」のご依頼をいただきました。

しかし、不動産以外のことでご夫婦に互いに譲れぬ件があり、離婚裁判へ。
 

3年のあいだに、不動産の価格変動(上昇)が認められたため、「不動産調査報告書」発行当時からの価格上昇について説明する「不動産価格意見書」をお出ししました。
 
直近の価格は6130万円(3年前は5880万円)というのが、弊社の評価です。
 

ご主人側は、3年前の時点で8500万円との主張でしたが、先日、裁判所の判決を待たず、弊社の評価額に概ね近い価格で和解する運びとなりました。
 
 
不動産鑑定士による確かな根拠に基づく不動産評価によって、財産分与のスムーズな決着離婚問題の早期解決をご希望の方は、お問合せフォームまたはお電話 (03-3626-5160) にてどうぞお気軽にご連絡ください。