その他

 
FRAコンサルティング代表鑑定士の降矢です。
 
前回ブログで、昨年の国内の人の移動が、
 

① 東京圏への一極集中は変わっていない
② 東京都心部から周辺地域のへ転出が見られる
③ 東京圏の働き盛り世代に転出の動きがある

 
との状況にあることを、2021年「住民基本台帳人口移動報告」の数値より確認しました。
 

業務を通しても、弊社スタッフそれぞれに人の動きの変化を感じ取り、不動産評価実務に反映しております。
 

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私どもの事務所は墨田区にありますが、昨年来、若い世代を中心に、城東から千葉市内、あるいはさらに県東部へと拠点を移す動きを目にしています。
 
 
 
 
 
 
もともと城東エリアの不動産はその利便性と比べて販売価格や賃料水準に割安感がある点で人気でしたが、昨今の都内マンション価格の高騰や、テレワークの拡大による通勤頻度の低下を受けて、購入・賃貸物件を新たに探す際にこれまで城東を希望されていた層の方が千葉方面の物件を検討されるケースが増えています。
 

これは城東に限りませんが、20㎡前後のワンルームマンションの一棟評価において物件を精査しますと、数年前と比べて平均空室率が上昇しているケースが多く見られるようになりました。
 

目黒区、大田区、世田谷区といった城南エリアから、より良い住環境を求め、神奈川県の茅ケ崎市や藤沢市といった湘南方面へと移住する子育て世代の方も増加中です。
 
子育て世代にはさいたま市も人気があります。

2021年の住民基本台帳人口移動報告において、さいたま市は全国の市町村で転入超過数第1位(10,527人)でした。
 
 
ただ、東京圏において単純に中心部から郊外への人口の拡散が生じているのかといえば、そうではありません。
 
23区内の住宅地でも、再開発があった地域などへは世帯が流入しており、それぞれの不動産が存する地域について細やかに状況を見て地価動向を把握していくことが、より一層重要となっています。
 
 
さまざまな社会経済情勢の変化の影響を受け、刻々と移り変わる不動産価格について、ご質問にお答えいたします。

お問い合わせフォームまたはお電話(03-3626-5160)にて、どうぞお気軽にご連絡ください。
(初回ご相談無料、オンライン面談可能)
 
 

【関連記事】

不動産価格の暴騰・暴落が起きる理由
地価が上がれば中古マンション価格も上がる?!

 
 

 
FRAコンサルティングの降矢等です。
 
前回ブログの2020年国勢調査「移動人口の男女・年齢等集計」結果に続けて、2021年「住民基本台帳人口移動報告」結果を取り上げます。
 

「住民基本台帳人口移動報告」 は、市町村長が作成する住民基本台帳により国内での人口の移動状況を明らかにすることを目的に、総務省統計局が作成しています。
 
報告では、全国、都道府県、21大都市(東京都特別区部および20政令指定都市)別、市区町村別の、転入・転出者といった移動者数が示されます。
 

2021年結果が集約されているサイトはこちらとなります。

住民基本台帳人口移動報告 2021年(令和3年)結果 (出典:総務省統計局ホームページ)

 

年間を通しウィズコロナとなった初めての年である2021年。

私は「住民基本台帳人口移動報告」の統計数値に新型コロナウイルスの影響が現れている点に注目しました。

総務省統計局ホームページ掲載の図表を引いて、3つのポイントについて皆さまと確認していきたいと思います。
 
 

① 東京圏への一極集中は変わっていない
 
以下グラフより、転入超過数が多いのは東京圏の都県(東京都神奈川県埼玉県千葉県に集中しているとわかります。
 

図1 都道府県別転入超過数(2020年、2021年)

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なお、3大都市圏について、東京圏の転入超過は1996年以降26年連続名古屋圏および大阪圏の転出超過は2013年以降9年連続となっています。
 

図2 3大都市圏の転入超過数の推移(1954年~2021年)

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② 東京都心部から周辺地域のへ転出が見られる
 
①の図1にある東京都の2021年転入超過数は、正確には5433人でした。

グラフからは2020年転入超過数からの激減がわかります。

超過数は、比較可能な2014年以降でみて、昨年から2年連続で減少、最少を更新しました。
 
東京都以外の東京圏にある県、すなわち神奈川県埼玉県千葉県は、2021年に2020年よりも転入超過数を伸ばしています。
 
また、東京圏に隣接する茨城県群馬県山梨県の3県は、2020年は転出超過でしたが2021年転入超過へ転じました。
 
 
下表のように、東京都特別区部(東京23区)については、今回調査で2014年以降初めての転出超過となりました。
 

表  21大都市別転入者数,転出者数及び転入超過数の推移(2014年~2021年)

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東京都心から周縁へと向かう人の流れがおきていることがわかります。

 

③ 東京圏の働き盛り世代に転出の動きがある
 
東京圏の30~34歳は、2014年以降初めて転出超過となりました。
 

図3 東京圏の年齢5歳階級別転入超過数(2020年、2021年)

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その30~34歳の道府県別の東京圏への転入超過数をみると、茨城県(729人)、長野県(481人)、福岡県(344人)などの25道県で転出超過となっています。
 

図4 道府県別にみた東京圏の転入超過数(30~34歳)(2020年、2021年)

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30~34歳の中堅社会人世帯が、地方移住を進めています。
 

【関連記事】2020年、地方移住の希望者は3/4が若い世代でした!

 
 
2021年「住民基本台帳人口移動報告」で明らかとなった人の移動に関する変化が、不動産マーケットに変化を及ぼしていることを現場でも実感しております。
 
次回ブログではそのことについてお話したいと思います。
 
 
 
 
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不動産鑑定士・降矢等です。

学校や多くの会社で新年度がはじまる時期となりました。

入学・卒業や転勤で、最近転居された方、これから転居される方が多いことと存じます。
 
本日のブログでは、最新調査年2020年の国勢調査について、昨年後半の 「人口等基本集計」※ に続いて1ヶ月ほど前に公表となった、 「移動人口の男女・年齢等集計」 を話題としてまいります。

関連記事・・・2020年国勢調査でみえた人口動態について

 

移動人口の男女・年齢等集計 とは、前回(2015年、5年前)国勢調査時の常住地(ふだん住んでいる場所)と今回(2020年)の国勢調査時の常住地を比較し、人口の転出入状況について男女・年齢別等に集計したものをいいます。
 
 
まず全国の移動を大観すると、5年のあいだに住まいを変えなかった人は77.3%で、2割強の人が住所を移動していました。
 
総務省公表の図表をお示します。(出典:総務省ホームページ
 

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なお、年齢5歳階級別の調査結果をみると、25歳~34歳の男女では、同世代の半数を超える人が5年間のうちに住まいを変えたとわかります。
 
35歳~39歳で4割程度の住所移動、その後70代手前までは住所移動は減り続けて10%以下ともなりますが、85歳以上は男性が13.7%、女性が22.0%となります。
 
若年成人期の進学・就職・結婚といったライフイベントの多い時期および高齢期に入って自立生活が困難になる時期に移動が活発になる、というのは日常感覚と一致します。

そのとき実際にどの程度の人が居所を変更するのかという数値情報は興味深いです。
 
 
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都道府県別で、住所を移動していない割合が高いのは、

1位 秋田県(84.2%)
2位 富山県(83.2%)
3位 福井県(83.1%)

 
都道府県別で、住所を移動している割合が高いのは、

1位 東京都(30.0%)
2位 沖縄県(27.9%)
3位 福岡県(26.9%)

との結果です。

 

以上、2020年10月1日時点国勢調査結果よりみえた、人口移動状況のトピックをお届けしました。
 
 
人口移動については、総務省による「住民基本台帳人口移動報告」の最新版(2021年版)も発表されています。

次回ブログでは、こちらの結果を見てまいりたいと思います。
 
 
 
 
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FRAコンサルティングの伊藤です。
 
みなさま 『正直不動産』 というマンガをご存知でしょうか?
 

「営業に必要なこと以外、客に見せも教えもしない」そんな不動産業界にあって、登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地は嘘を厭わぬ口八丁で売り上げナンバー1を叩き出す凄腕だった。
だが、とある地鎮祭で石碑を壊して以来、嘘が上手くつけなくなってしまった…!!
海千山千の不動産業界で、永瀬は、嘘が上手くつけない正直営業で奮闘するが!?
不動産屋の裏側を全部ぶっちゃけちゃうニュー・ヒーロー、ついに誕生。

 

(小学館・ビッグコミック公式サイトの作品紹介より)

 

本の帯に 「最新の不動産事例・事件をイチ早く取り上げつつも、エンターテインメントへと昇華」 とあるように、不動産特有のテーマが取り上げられていて、楽しめます。
 
例えば、共有名義、埋蔵文化財包蔵地、賃料増額請求、などなどなど…
(弊社のブログでも、よくご紹介している話題をピックアップしてみました!)
 
現在、単行本が13巻まで刊行されています。
 
 
さて、いつかご紹介しようと思っておりましたこちらのマンガが、このたびNHKでドラマ化されるそうです。
 

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ドラマ10『正直不動産』

2022年4月5日(火)スタート
NHK総合 22時~22時45分<全10回>
 
主演の山下智久さんはじめ、福原遥さん、市原隼人さん、大地真央さん、 倉科カナさん、草刈正雄さん、といった方々が出演されます。
 
 
毎回録画をセットし、追いかけていこうと思います!!

 

【関連記事】

『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』
不動産につながる本:『TOKYO STYLE』
不動産につながる本:『ちいさいおうち』
不動産につながる本:『風と共に去りぬ』

 
 
 
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FRAコンサルティング代表の降矢等です。

三が日が土日と重なったこの年末年始、ご勤務先の業種によっては短い休暇となったかと存じます。

限られた時間であれど、身が引き締まる新年、みなさまそれぞれに思いを巡らせお過ごしになられたことでしょう。
 

将来予測に際しては、各種データが助けとなります。

代表的な基幹統計(総務大臣が指定する特に重要な統計)である「国勢調査」

最新調査年2020年の国勢調査人口(確定値)が1ヶ月ほど前に公表されました。
 
わが国の人口は1億2614万6千人(2020年10月1日現在)

2015年調査に引き続き、人口は減少しています。
2015年からは0.7%の減少で、これは年平均だと0.15%減との計算となります。
 
以下、総務省公表の図表をお示しします。(出典:総務省ホームページ
 
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東京都の人口は、1404万8千人で都道府県別で最多となりました。

東京圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)人口3691万4千人で、全国の約3割(29.3%)を占めています。
 
 
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都道府県別人口増加率は、3.9%で最高値となった東京都はじめ8都県でプラス(人口増加)となりました。

一方、39道府県についてはマイナス(人口減少)を呈し、うち33道府県で減少幅が拡大しました。
 
 
不動産の鑑定評価では、人口動態を踏まえた地域の将来予測が欠かせません。

マクロの視点とミクロの視点の双方に立った鑑定評価で、本年も皆さまのお役に立っていけましたら幸いです。
 

【関連記事】

不動産鑑定評価に、統計情報は欠かせません
賃料評価に活用!「消費者物価指数」「企業向けサービス価格指数」
過去時点の建物評価に活用!「建設工事費デフレーター」
不動産価格の暴騰・暴落が起きる理由
本日10月18日は「統計の日」です

 
 
 
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不動産鑑定士・伊藤由美子です。

ジェフ・ベゾス氏、リチャード・ブランソン氏という著名事業家が宇宙へと旅立ち、商業宇宙旅行元年となった2021年。

宇宙に関係するビジネスの話題が目につきます。
 
宇宙ゴミ(スペースデブリ)の除去事業で注目を集める株式会社アストロスケール本社が弊社のご近所というのも影響しているのかもしれません。
 
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【関連記事】
 
『るるぶ宇宙』

キャンプ場を、宇宙から探す!

墨田区・錦糸土木事務所跡地の再開発計画が決まりました

 
 
 

9月12日は「宇宙の日でした。

毛利衛さんが日本人初の宇宙飛行士として宇宙に飛び立った日が1992年9月12日であることから制定されたそうです。
 
 
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現下、宇宙に思いを馳せるには先月のブログでご紹介したガイドブック『るるぶ宇宙』がおススメですが、お時間ありましたら、来週開催の宇宙航空研究開発機構(JAXA)オンライン・イベントへのご参加はいかがでしょう?
 
 
日本人最長・通算335日の国際宇宙ステーション滞在を成した宇宙飛行士・野口聡一さんのお話が聞けるそうです。
 
 

『野口宇宙飛行士 ミッション報告会』

配信日時:9月29日(水) 18:30~20:50(予告なく時間変更の場合あり)

配信媒体:宇宙航空研究開発機構(JAXA) 公式YouTubeチャンネル

 
 
都内スポットでは、東京ドームシティにある宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)で、気軽に宇宙を体感することができます。
 
宇宙旅行を告知する日本の旅行会社のウェブサイトもすでに立ち上がっています。

2022年以降も、宇宙が身近な場所となっていく経過を追い掛けていきたいと思います!
 
 
 
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不動産鑑定士・伊藤由美子です。

先日、子どもと2度目の非日常の夏時間を埋めてくれる本を探しに書店に行きました。

 
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旅行ガイドコーナーを通過したとき、驚きのタイトルと遭遇・・・
 

『るるぶ宇宙』
 
 
 
ええっ!
 
プライベートでも、仕事でも、るるぶには旅のお伴になってもらってきていました。
 
そのるるぶが、宇宙旅行に、進出!!?
 
 

「るるぶ」は40年近くにわたり、国内外の様々な地域を取り上げてきましたが、この度、いよいよ掲載エリアを「宇宙」へと拡大します。これまで当たり前だった「旅行」が気軽にできない現在の状況で、「るるぶ」編集部が「家でも楽しめる旅行先」を新たに考えた結果、出てきたエリアが「宇宙」でした。

 

「るるぶ」が得意とするビジュアル重視の誌面で、宇宙開発や宇宙旅行の最新事情を分かりやすく紹介します。そのほか、太陽系の惑星の見どころ案内や、実際に購入できる宇宙食の紹介、JAXAの宇宙センターをはじめ宇宙関連スポットのガイドなど、バラエティに富んだ内容で、家で妄想しながら楽しむもよし、実際に使ってもよしの充実した一冊です。本書を読んで、来るべき宇宙旅行時代に備えましょう!

(株式会社JTBパブリッシング・プレスリリースより)

 

コロナ禍にあって、斬新な発想で果敢に打って出る会社の姿勢に感服です。

同じように旅行業界の一郭を成すホテル業でも、客室のサブスクリプションサービスが開発されたり、人が生み出すアイディアは無限、ですね。
 

鑑定業務においても、想像力が求められる場面があります。

各業界のみなさまに負けないよう、弊社鑑定士一同、感性を高めていきたいと思います。
 

【関連記事】

キャンプ場を、宇宙から探す!

 
 
 

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FRAの伊藤です。キャンプブームの考察、本日が最後です。
 
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キャンプはじめアウトドアを楽しむ方が増えたことで、焚き火もブームになっています!
 
今年の1月、松の内にはフジテレビで、その2週間ほどあとにはNHKで、”焚き火の映像を流すだけ”という番組の放送があって、あまりアウトドア派ではない私もブームを実感しました。
 
 

フジテレビの放送で揺らめく炎を30分間流し見したら、とてもリラックスできました。
 
そこで、焚き火っていいね! という感動を分かち合いたくてキャンプ好きの友人に連絡を取ったところ、 「その番組は広島のテレビ局の制作で、広島では2時間の放送があった」 「ノルウェーの公共テレビではかつて焚き火の映像だけで8時間という番組が放映されて国民の2割がそれを視聴した」 というエピソードを教えてくれました。
 
 
火の揺らぎには、ここではないどこかに誘われるような、不思議な、飽きない魅力がありますね。

また、焚き火は、目だけでなく耳からも私たちに心地良さを届けてくれます。
 
このような人が自然や日常にある何気ないものについて目や耳に心地よく感じる現象は「ASMR(自律感覚絶頂反応)」と呼ばれ、ビジネスの場面でも注目されているのだとか。
 
 
不動産の世界においても、ASMRをもたらす視覚や聴覚に訴える要素がある物件は、代替競争関係にある不動産との比較で優位に立ちます。
 
改めて、お客さまから評価のご依頼をいただいた不動産に五感を総動員して向き合っていきたい、と思いました。
 
 
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FRAコンサルティングの伊藤です。

コロナ下にあって勢いづくキャンプブームですが、”キャンプ×宇宙”という、スケールの大きな試みが始まっています!
 
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「キャンプ場候補地を宇宙から衛星で探すプロジェクト」が昨秋スタートしたとのプレスリリースを目にしました。
 
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)発のベンチャー企業・株式会社天地人と、キャンプ場企画・運営会社の株式会社Recampとの提携事業です。
 
 
 
 
株式会社天地人は、「気象情報・地形情報等の衛星リモートセンシングデータとその分析技術・ノウハウを用いた土地評価サービスの提供」をするベンチャー、とのこと。
 

JAXAベンチャーの紹介・株式会社天地人

 
…ということは、同社のサービスは、不動産の分野でIT技術を活用する、いわゆる不動産テックの一形態と言えますね。
 
弊社は、代表の降矢が理系出身の不動産鑑定士であることもあって、不動産テックの進展には常々関心を寄せております。
 

【関連記事】

不動産の分野でIT技術を活用・・・不動産テック
不動産テックによる新サービスの種類
不動産テック成長の時代を、皆さまとともに

 
 
天地人は、ベンチャー企業を支援する一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズが、コア技術を強みにグローバル展開が期待できる国内ベンチャーを選定する「J-TECH STARTUP 2020」の認定も受けているそうです。
 
JAXAの天地人の紹介ページによれば… 同社のミッションは「宇宙からの情報を使い 人類の文明活動を最適化する」
 
不動産テックの分野で日本は世界にプレゼンスを示せないでいるところ、日本に強みがある人工衛星分野の技術を用いることで、ぜひ世界へと躍り出ていただきたいです!
 
 

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不動産鑑定士・伊藤由美子です。

前回のブログで、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて若い世代が地方移住に目を向けるようになっている、という話題を取り上げました。

同じようにコロナ下において一層の盛り上がりを見せているのが・・・キャンプブームです。
 
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テントの輸入数量は、 2016年から4年連続で増加しています。(金額では2009年から11年連続の増加。横浜税関調べ。)
 
日経トレンディと日経クロストレンドが選ぶ「2021年ヒット予測ランキング」では”無人駅&辺境グランピング”が1位に輝きました。
 
 
 
なお、グランピングとは、”glamorous”と”camping”を合わせた造語で、 ホテル並みの設備・サービスがあって設営や食事の支度に煩わされることなく贅沢にアウトドアを楽しむことができるキャンプスタイルのことです。
 
林地の鑑定評価の際などには、キャンプ場用地としての利用可能性について考えることがあります。
 
キャンプブームが、いよいよ気になってきました。
 

ということで、調査に乗り出したところ…

横浜税関の「貿易統計・2020年9月貿易トピックス」の特集のなかに、キャンプブームについての詳しい分析がありました!
 
~キャンプブームのいま~

ソロキャンプ、おうちキャンプ、平日キャンプ、オートキャンプ、グランピングと、三密を回避しながらできる外のレジャーとしても人気が上昇中のキャンプ。ここ数年、キャンプを楽しむ人の層も、楽しみ方も増えてきました。1990 年代、アウトドアの一大ブームが起こり、RV 車(Recreational Vehicle)に乗って、家族でオートキャンプ場へ行き、野外クッキングをしたり、テントの中でくつろいだり、自然を満喫した人も多いのではないでしょうか。そして、ここ数年、家族やグループで、他人に気を使うことなくソロで、一人ひとりテントを持ち寄ってグルソロ(グループ+ソロ)で、と色々な形でキャンプが楽しまれています。

 
~1990年代の第一次ブームと現在の第二次ブーム~

業界によると、1990年代は、週休二日制の導入もあり、「オートキャンプ」が人気を博しました。その後、ブームが去り、マーケットはしぼんでいきましたが、2010年代後半から徐々にマーケットは拡大しているとのことです。
これは、①1990年代のアウトドアブーム時にキャンプを経験した子どもたちが親となり、家族や友人と再度キャンプをするようになったこと、②漫画や芸能人のソロキャンプ動画によって影響を受けた層がキャンプをするようになったこと、③ネット通販の拡大により、手軽にキャンプ用品を購入できるようになったこと、④スマホの普及により、キャンプの様子を SNS にアップして、世界中にその情報を拡散し、多くの人たちと楽しさを共感できるようになったこと等から、幅広い層の人がキャンプを楽しむようになったためとみています。

 
~キャンプブームのこれから~

① 幅広い層の人が様々な目的をもって、冬キャンプを含めオールシーズンでキャンプを楽しんでいること
② 設備の整った快適なキャンプ場が増えていること
③ 新型コロナウイルスの影響で外出自粛が広がる中、三密を避けながら楽しめる数少ないレジャーとして、キャンプやグランピングが盛況であること
④ リモートワークの普及で、ワーケーションという新しい働き方が注目を浴び、人と自然が近い距離で過ごすことが多くなれば、キャンプに対する関心は高くなること
⑤ 野外フェスティバルや防災への備えとしても需要がある等、テントの用途の多様化が進んでいること
等から、国内におけるアウトドア用品の需要は今後も伸びていく。

出典:税関ホームページ
横浜税関「貿易統計・2020年9月貿易トピックス・テントの輸入」を一部抜粋

 

さらにキャンプブームは、さまざまな新たな動きを生み出してしているようです。
次回以降のブログでは、新潮流を追いかけてまいります。

 

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